「形成外科学」は分類上は基礎医学(臨床医学系)ですが、ST国試では毎回3問前後出題され、出るテーマがはっきり決まっています——なかでも①口唇裂・口蓋裂が最頻出で、ここだけで全体の約4割を占めます。ほかに②頭頸部再建・皮弁(舌/口腔がん切除後)、③顔面・頭蓋の先天異常症候群(トリーチャー・コリンズ・第1第2鰓弓・頭蓋縫合早期癒合症・ピエール・ロバン)、④瘢痕・熱傷(ケロイド・深達度・面積査定・電撃傷/化学熱傷)、⑤顔面外傷・その他(顔面骨骨折・喉頭微細手術・口腔粘膜の消毒)の5本柱です。STにとって形成外科は「基礎医学のなかで最も専門と相性がよい科目」——口蓋裂の鼻咽腔閉鎖機能不全・開鼻声・異常構音は器質性構音障害そのもの、滲出性中耳炎・伝音難聴は小児聴覚障害、哺乳障害・舌切除後の構音/嚥下もST領域です。手術名や補綴装置を「どの機能を、何のために補うか」で覚えると、暗記が一気に整理されます(診断基準・数値・薬剤名は医学寄りのため要監修)。