| 分類 | 特徴 |
|---|---|
| 統覚型視覚失認 | 視力はあるが形態の統合ができない;模写に時間がかかるが不完全;絵の描写不可 |
| 連合型視覚失認 | 形態知覚は可能だが意味への接続ができない;模写は可能;カテゴリー分類は可能 |
| 視覚性失語 | 視覚→意味の接続は保たれるが語へのアクセスが障害;カテゴリー分類は可能;道具使用保たれる |
視覚性失語では物品のカテゴリー分類が困難は誤り。カテゴリー分類(意味理解)は保たれる。見ても名前が言えないが触れると名前が言える場合は視覚性失語。見ても触れても言えない場合は健忘性失語。
失認・視覚性失語は同定・呼称の障害なので、道具を手にすれば使える。一方、用途の知識そのものや使用行為が壊れる障害では道具使用も障害される。この対比で振り分ける。
| 障害 | 道具使用 | 理由 |
|---|---|---|
| 視覚性失認 | 保たれる | 視覚的に同定できなくても、手にすれば使える |
| 視覚性失語 | 保たれる | 視覚提示での呼称は困難でも使用は可能 |
| 触覚性失認 | 保たれる | 触覚での同定は困難でも使用は可能 |
| 意味記憶障害 | 障害される | 道具の意味・用途の知識自体が失われる |
| 観念性失行 | 障害される | 道具の使用行為そのもの(系列的使用)が障害される |
「道具使用が保たれるのはどれか」では、失認(視覚性・触覚性)と視覚性失語が保たれる側。意味記憶障害は「用途の知識」の障害なので保たれない側に入る点が引っかけになりやすい。