「学習障害(LD/限局性学習症・SLD)」は、全般的な知的発達に遅れはないのに、「聞く・話す・読む・書く・計算する・推論する」の特定領域だけがうまく習得できない状態です。中でも中核となる発達性ディスレクシア(発達性読み書き障害)は、STの専門ど真ん中——その正体は「音韻処理障害(音と文字の対応=デコーディングのつまずき)」であり、STが音韻認識・読み書きを評価し支援します。ST国試では毎回1問前後、安定して出題され、①定義と分類(文科省の教育的定義・DSM-5の限局性学習症・読字/書字/算数)、②ディスレクシアの病態と症状(音韻処理・RAN・仮名/特殊音節)、③アセスメントと支援(検査・音韻/多感覚法・合理的配慮・ICT)が繰り返し問われます。本ノートは過去問14問を根拠に3章で整理します(診断基準・数値は医学寄りのため要監修)。