第1章|医療倫理・インフォームド・コンセント

対応過去問 9問/難易度 ★★★★☆
📝 このノートはAI編集部が過去問から作成した学習用まとめです。基礎医学領域は専門監修前のため、診断基準・数値・薬剤などの細部は必ず成書・最新ガイドラインで確認してください。
この章のねらい:医療倫理は「用語と定義の一対一対応」を作れば確実に得点できるテーマです。とくにインフォームド・コンセント(自己決定の尊重)ICF(生活機能)の理念は、STの臨床そのものの土台——言語聴覚障害総論で扱う職業倫理・守秘義務・チーム医療、リハビリテーション医学のICF・障害概念、社会福祉の権利擁護・個人情報保護に直結します。この章では過去問頻出の①医の4原則 ②IC ③3つの宣言 ④リハ・福祉の理念を、引っかけ選択肢を軸に整理します。

1-1 医の倫理4原則と倫理的ジレンマ

生命・医療倫理の基本は4原則=自律尊重・善行・無危害・正義です。「どれが4原則に含まれるか」「どの原則どうしが衝突しているか」がそのまま問われます。博愛・忠誠などは4原則に含まれないので、選択肢に混ぜられたら誤りと判断します。

原則内容
自律尊重患者本人の意思・自己決定を尊重する。ICの倫理的根拠
善行患者の利益(益)を最大化する。
無危害(無害性)患者に害を与えない。
正義(公平)医療資源・負担を公平に配分する。
パターナリズムを否定するのは「自律尊重」:パターナリズム(父権主義)は、医療者が本人の意思を差し置いて「本人のためによかれ」と決めてしまう態度。これに正面から対立し、患者自身の自己決定を重んじるのが自律尊重。ICはこの自律尊重を具体化した手続き。近年は医療者と患者が協働して決める共同意思決定(SDM)も重視される。
ジレンマは「原則どうしの衝突」で読む:「本人の意向を優先すると生命に危険が及ぶ」という場面は、自律尊重(本人の希望)と無危害(害を避ける)が対立している。設問では「どの原則の間に生じるか」を問われるので、対立している2つの原則を名指しできるようにする。
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この章の続きで扱う内容
  • 1-2 インフォームド・コンセント(IC)
  • 1-3 医学・医療に関する国際宣言
  • 1-4 リハビリテーション・障害福祉の理念