第4章|予防医学・疫学統計

対応過去問 6問/難易度 ★★★★☆
📝 このノートはAI編集部が過去問から作成した学習用まとめです。基礎医学領域は専門監修前のため、診断基準・数値・薬剤などの細部は必ず成書・最新ガイドラインで確認してください。
この章のねらい:予防医学の考え方は、STのリハビリそのものを位置づけます。脳卒中回復期の嚥下リハビリは三次予防——リハビリテーション医学嚥下障害の臨床の意味づけに直結します。また研究デザイン・エビデンスレベル・信頼性妥当性の考え方は心理測定法と共通の土台です。この章では過去問頻出の①予防の3段階 ②人口動態・死因統計 ③研究デザインとエビデンスを、引っかけ選択肢を軸に整理します。

4-1 予防医学の3段階

予防医学は3段階に分かれます。「その対策がどの段階か」がそのまま問われるので、代表例をセットで覚えます。

段階目的代表例
一次予防健康増進・発症予防予防接種・発症予防を目的とする健常高齢者の歯科健診
二次予防早期発見・早期治療健康診断・検診・早期診断・早期治療・嚥下スクリーニング
三次予防重症化防止・機能回復・社会復帰リハビリテーション治療・回復期脳卒中の嚥下リハ
三次予防の代表はリハビリテーション:すでに発症した疾患の重症化防止・機能回復・再発防止が三次予防。回復期脳卒中患者への嚥下リハビリテーションが典型例。予防接種は一次予防、健康診断(検診・スクリーニング)は早期発見が目的なので二次予防、早期診断・早期治療も二次予防。ただし発症予防を目的とする健常高齢者の歯科健診に限り一次予防に含める。
「評価・検査」と「リハビリそのもの」を区別する:三次予防の対象と対策の組合せでは、回復期脳卒中患者 ― 嚥下リハビリテーションが正しい。急性期の嚥下スクリーニングや生活期の嚥下内視鏡検査は「評価」であり、機能回復を図る三次予防そのものとは区別する。健常高齢者の歯科健診・要支援高齢者のセルフケア指導は一次〜二次予防。
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この章の続きで扱う内容
  • 4-2 人口動態・死因統計
  • 4-3 疫学研究デザインとエビデンスレベル