粗大運動は頭→尾(上から下)・中枢→末梢の方向で進みます。目安月齢が組合せで問われます。
| 発達項目 | 目安月齢 |
|---|---|
| 定頚(首がすわる) | 3〜4か月 |
| 寝返り | 5〜6か月 |
| 座位(ひとりすわり) | 6〜7か月 |
| はいはい・つかまり立ち | 8〜10か月 |
| ひとり歩き | 12〜15か月 |
組合せのひっかけ:「定頚―5か月」「座位―7か月」など目安月齢の組合せは、1つだけ正しいものを選ばせる形式が定番。定頚は3〜4か月・座位は6〜7か月を基準に、早すぎ・遅すぎの選択肢を外す。あやし笑いは2〜3か月ごろ。
微細運動・社会性・言語のマイルストーンです。喃語・指さし・社会的参照はST頻出です。
| 月齢 | できること(目安) |
|---|---|
| 2〜3か月 | あやし笑い(社会的微笑) |
| 6か月ごろ | 物に手を伸ばす・寝返り・喃語が始まる |
| 0歳後半(7〜11か月) | 喃語・指さし・指先でつまむ(ピンサー)・人見知り |
| 1歳前後 | 初語・社会的参照(大人の表情を確認)・提示/手渡し |
| 1歳半〜 | 語彙増加・積み木を積む・二語文へ |
前言語コミュニケーションのひっかけ:指さし・社会的参照・提示(見せる)・手渡しは言語獲得の土台となる共同注意(joint attention)の行動。月齢の目安(6か月では指さしはまだ/9〜12か月で出現)を取り違えさせる問題が出る。言語発達障害学で自閉スペクトラム症の早期徴候(指さし・視線の乏しさ)として再登場する。
反射は「原始反射(新生児期にあり、やがて消える)」と「姿勢反射(成長とともに出現)」を区別します。ここは定義の入れ替えが狙われます。
| 種類 | 例 | 時期 |
|---|---|---|
| 原始反射 | モロー反射・把握反射・吸啜反射・非対称性緊張性頸反射(ATNR) | 新生児期からあり、生後数か月で消失 |
| 姿勢反射 | パラシュート反射・立ち直り反射 | 成長とともに出現(消えない) |
原始反射のひっかけ:「新生児期にみられる原始反射でないもの」はパラシュート反射。モロー・吸啜・把握は原始反射だが、パラシュート反射は生後6〜9か月に出現する姿勢(防御)反射で新生児期にはない。原始反射が消えずに残存(遺残)すると脳性麻痺など中枢神経障害を疑う——第4章の運動障害とつながる。
発達の遅れを客観化する検査です。スクリーニング検査と言語・発達検査の区別が問われます。
| 種類 | 代表的な検査(例) |
|---|---|
| 発達スクリーニング | 遠城寺式・KIDS乳幼児発達スケール・DENVER II(デンバー式) |
| 言語・発達の詳細評価 | 〈S-S法〉言語発達遅滞検査・絵画語い発達検査(PVT)・国リハ式など |
| 自閉スペクトラム症の評定 | 新版CARS小児自閉症評定尺度 など |
「談話能力を評価できる検査」のひっかけ:単語理解(絵画語い発達検査)や抽象語理解の検査は語レベルの評価で、まとまった話(談話)の評価ではない。談話・会話レベルを評価する検査かどうかを、検査の測定対象(音・語・文・談話)で見分ける。
「運動が遅い」「ことばが遅い」のどれが目立つかで、疑う病態が変わります。組合せで問われます。
| 病態 | 特徴 |
|---|---|
| 脳性麻痺 | 運動発達の遅れが中心。知的・言語の遅れを伴うことも多い |
| 難聴 | ことばの遅れが主(運動発達は保たれやすい) |
| 学習障害(LD) | 全般的な知的遅れはなく、読み書き・計算など特定領域の困難 |
| ADHD(注意欠如・多動症) | 不注意・多動・衝動性。家族歴を認めることがある(=遺伝要因あり) |
ADHDのひっかけ:「聴覚障害を合併する」「家族歴は認められない」「人格障害である」は誤り。ADHDは家族歴(遺伝要因)を認めうる神経発達症で、中核症状は不注意・多動・衝動性。人格障害ではない。言語発達障害学で併存症として扱う。
新生児の評価と、乳幼児健診・成長の指標です。アプガースコア・スキャモンの発育曲線・3歳児健診が頻出です。
| 指標 | 内容 |
|---|---|
| アプガースコア | 心拍数・呼吸・筋緊張・反射(刺激への反応)・皮膚の色の5項目で新生児仮死を評価 |
| スキャモンの発育曲線 | 神経型(脳・視覚器)は乳幼児期に急伸・リンパ型は学童期にピーク・生殖型は思春期・一般型はS字 |
| 乳幼児健診 | 1か月・3〜4か月・1歳半・3歳児健診など。発達・視聴覚・言語をチェック |
アプガースコアのひっかけ:評価項目は心拍数・呼吸・筋緊張・反射・皮膚の色の5つ。「血圧」「筋力(=筋緊張が正しい)」はアプガーの項目ではない。0〜2点×5項目=10点満点で、出生1分・5分後に評価する。