第3章|喉頭の神経支配と発声の生理

対応過去問 12問/難易度 ★★★★☆
📝 このノートはAI編集部が過去問から作成した学習用まとめです。基礎医学領域は専門監修前のため、診断基準・数値・薬剤などの細部は必ず成書・最新ガイドラインで確認してください。
この章のねらい:ここは呼吸系のヤマ場です。「なぜ声帯が振動するのか(筋弾性空気力学説)」「声の高さ・強さは何で決まるか」を理解すると、音声学の音源、音声障害の気息性嗄声・声門閉鎖不全・声帯麻痺が一本の線でつながります。神経支配(反回神経・上喉頭神経)は運動障害性構音障害と直結。神経の基礎は神経系ノートで補ってください。

3-1 喉頭の神経支配と発声のしくみ(筋弾性空気力学説)

喉頭の運動・感覚はすべて迷走神経(X)の枝が担います。国試ではこの2枝の役割分担が問われます。

神経(迷走神経の枝)担当
上喉頭神経(外枝)運動:輪状甲状筋のみ(声帯の緊張=高音化)
上喉頭神経(内枝)感覚:声門より上の喉頭粘膜の知覚(咳・むせの求心路
反回神経(下喉頭神経)運動:輪状甲状筋以外のすべての内喉頭筋(後輪状披裂筋を含む)+声門下の感覚
神経支配の要:輪状甲状筋=上喉頭神経(外枝)それ以外の内喉頭筋=反回神経。だから反回神経麻痺では唯一の外転筋(後輪状披裂筋)を含む多くの筋が動かず声帯麻痺・嗄声・声門閉鎖不全を生じる。左反回神経は大動脈弓を回り込むため長く、麻痺をきたしやすい。
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この章の続きで扱う内容
  • 3-2 声門下圧・呼気流と発声の空気力学
  • 3-3 基本周波数・声の高さと音源の特性
  • 3-4 正常な発声の条件と最長発声持続時間(MPT)