「呼吸系」は分類上は基礎医学ですが、中身はほとんどが発声発語器官の解剖生理——つまりSTがいちばん相性のよい基礎科目です。呼吸は発声の原動力(呼気)、喉頭・声帯は音源、舌・口腔・咽頭は構音・共鳴、そして喉頭内視鏡・ストロボスコピー・空気力学検査は音声障害の評価そのもの。過去問を見ても、喉頭・声帯の解剖と喉頭筋、発声の生理(声門下圧・基本周波数・筋弾性空気力学説)、音声検査が繰り返し出ています。中身は大きく①呼吸の生理・肺機能、②喉頭・声帯の解剖と喉頭筋、③喉頭の神経支配と発声の生理、④舌・口腔・咽頭の構音器官、⑤喉頭・咽頭の観察と音声検査の5本柱。とくに②③④⑤は音声障害・構音障害・嚥下障害の土台なので、暗記でなく「どの声・どの音を作る仕組みか」で理解してください(呼吸生理・肺機能の①は医学寄りのため要監修)。