この章のねらい:AAC(Augmentative and Alternative Communication)は総論の締めくくり。出題数は多くありませんが、「拡大」と「代替」の区別、そして患者像に合わせた手段選択が問われます。「話す訓練」ではなく別ルートでコミュニケーションを成立させるという発想が核心です。
5-1 AACの基本概念(拡大・代替・構成要素)
AACとは、話しことばによるコミュニケーションが困難な人に対し、残された能力を活かして意思伝達を成立させる手段の総称です。
| 区分 | 意味 | 例 |
| 拡大(augmentative) | 残っている機能を補い増強する | 補聴器・眼鏡・音声増幅・身振りの併用 |
| 代替(alternative) | 失われた機能を別の手段で置き換える | 文字盤・VOCA・電気式人工喉頭・点字・スクリーンリーダー |
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