OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第51回 作業療法士国家試験 午後 第63問

生理学第51回午後

第51回 作業療法士国家試験 午後 第63問(生理学)の正答は 1 です。神経線維は太さと伝導速度でA(α・β・γ・δ)・B・Cに分ける(Erlanger-Gasser分類)。

問題
神経線維について正しいのはどれか。
  1. 1. Aα線維は錘外筋線維を支配する。 ✓
  2. 2. Aβ線維は錘内筋線維を支配する。
  3. 3. Aγ線維は皮膚の痛覚を伝える。
  4. 4. Aδ線維は自律神経の節前線維である。
  5. 5. C線維は圧覚を伝える。

正答:1番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 36.7%難問

30人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番 — Aα線維は錘外筋線維を支配する。

神経線維は太さと伝導速度でA(α・β・γ・δ)・B・Cに分ける(Erlanger-Gasser分類)。Aαは最も太く速い線維で、α運動ニューロンの軸索として錘外筋(通常の骨格筋線維)を支配する。


【各選択肢の解説】

1. Aα線維は錘外筋線維を支配する。
✅ 正しい。α運動ニューロンの軸索はAα線維で、筋力を生み出す錘外筋線維を支配する。筋紡錘や腱紡錘からの求心線維(Ⅰa・Ⅰb)もこの太さに属する。
2. Aβ線維は錘内筋線維を支配する。
❌ 誤り。Aβ線維は主に皮膚の触覚・圧覚を伝える求心線維。正しくは、錘内筋線維を支配するのはAγ線維(γ運動ニューロン)。
3. Aγ線維は皮膚の痛覚を伝える。
❌ 誤り。Aγ線維は遠心性で、錘内筋を収縮させて筋紡錘の感度を調節する。正しくは、皮膚の痛覚を伝えるのはAδ線維(速く鋭い痛み)とC線維(遅く鈍い痛み)。
4. Aδ線維は自律神経の節前線維である。
❌ 誤り。Aδ線維は速い痛みや冷覚を伝える求心線維。正しくは、自律神経の節前線維はB線維(細い有髄線維)。
5. C線維は圧覚を伝える。
❌ 誤り。C線維は無髄で最も遅く、遅い痛み・温覚・かゆみを伝え、交感神経の節後線維もC線維。正しくは、圧覚を伝えるのはAβ線維。

【試験対策ポイント】

線維髄鞘主な働き
Aα有髄(最も太い)錘外筋の支配・筋紡錘や腱紡錘の求心線維
Aβ有髄触覚・圧覚
Aγ有髄錘内筋の支配(遠心性)
Aδ有髄(細い)速い痛み・冷覚
B有髄自律神経の節前線維
C無髄遅い痛み・温覚・かゆみ・交感神経節後線維

伝導速度はAα>Aβ>Aγ>Aδ>B>Cの順。

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