PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第51回 理学療法士国家試験 午前 第89問

人間発達学第51回午前

第51回 理学療法士国家試験 午前 第89問(人間発達学)の正答は 2 です。GMFCS(粗大運動能力分類システム)は脳性麻痺児の粗大運動をⅠ(軽い)〜Ⅴ(重い)に分ける。

問題
6〜12歳におけるGMFCSレベルと動作能力の組合せで正しいのはどれか。
  1. 1. Ⅰ ――― 階段で手すり使用
  2. 2. Ⅱ ――― 装具なしで歩行 ✓
  3. 3. Ⅲ ――― 不整地の歩行
  4. 4. Ⅳ ――― 通常の椅子で座位保持
  5. 5. Ⅴ ――― 寝返り可能

正答:2番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 57.7%参考値

26人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — Ⅱ ――― 装具なしで歩行

GMFCS(粗大運動能力分類システム)は脳性麻痺児の粗大運動をⅠ(軽い)〜Ⅴ(重い)に分ける。6〜12歳のレベルⅡは、歩行補助具なしで屋内外を歩けるが、不整地・坂道・人混みでは制限があり、階段は手すりを使う段階である。


【各選択肢の解説】

1. Ⅰ ――― 階段で手すり使用
❌ 誤り。正しくは、レベルⅠは手すりなしで階段を昇降できる。手すりを使って昇降するのはレベルⅡである。
2. Ⅱ ――― 装具なしで歩行
✅ 正しい。レベルⅡは歩行に補助具を必要としない。Ⅰとの違いは不整地・坂道・人混みでの制限と、階段での手すりである。
3. Ⅲ ――― 不整地の歩行
❌ 誤り。正しくは、レベルⅢは屋内の多くの場面で手に持つ歩行補助具(歩行器・杖)を使って歩く段階で、不整地の歩行は難しい。不整地で制限が出始めるのはレベルⅡである。
4. Ⅳ ――― 通常の椅子で座位保持
❌ 誤り。正しくは、レベルⅣは体幹と骨盤を支える座位保持装置(調整した椅子)が必要で、移動は介助か電動車椅子による。
5. Ⅴ ――― 寝返り可能
❌ 誤り。正しくは、レベルⅤは頭部・体幹を抗重力位に保つことも制限され、自力での移動手段がほとんどない最重度の段階である。

【試験対策ポイント】

6〜12歳(GMFCS-E&R)

レベル移動の目安
Ⅰ補助具なし・手すりなしで階段
Ⅱ補助具なしで歩行・手すりで階段・不整地で制限
Ⅲ手に持つ歩行補助具で歩行
Ⅳ介助や電動車椅子で移動・座位保持装置
Ⅴ頭部・体幹の保持も困難
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