第51回 理学療法士国家試験 午後 第8問
臨床医学第51回午後
第51回 理学療法士国家試験 午後 第8問(臨床医学)の正答は 1 です。T1強調矢状断像では、後頭蓋窩の小脳が小さく、小脳の溝(脳回の間)が広がって見える=小脳の萎縮である。
問題
つまずきやすさを主訴に来院した70歳の患者の頭部MRIのT1強調矢状断像(別冊No.1)を別に示す。この患者で主訴に関連のある症状はどれか。
- 1. 運動失調 ✓
- 2. 感覚障害
- 3. 視野障害
- 4. 前庭障害
- 5. 歩行失行
正答:1番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 48%参考値
25人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 運動失調
T1強調矢状断像では、後頭蓋窩の小脳が小さく、小脳の溝(脳回の間)が広がって見える=小脳の萎縮である。小脳の障害では協調運動が障害され(運動失調)、歩行のふらつきやつまずきやすさにつながる。
【各選択肢の解説】
1. 運動失調
✅ 正しい。小脳は運動の大きさ・タイミングを調整するので、障害されると体幹や下肢の協調が乱れ、歩幅が不規則で左右に揺れる失調性歩行となり、つまずきやすくなる。
✅ 正しい。小脳は運動の大きさ・タイミングを調整するので、障害されると体幹や下肢の協調が乱れ、歩幅が不規則で左右に揺れる失調性歩行となり、つまずきやすくなる。
2. 感覚障害
❌ 誤り。小脳は感覚を感じる経路ではなく、小脳萎縮で感覚低下は起こらない。正しくは感覚障害は末梢神経・脊髄後索・視床・頭頂葉などの障害で生じる。
❌ 誤り。小脳は感覚を感じる経路ではなく、小脳萎縮で感覚低下は起こらない。正しくは感覚障害は末梢神経・脊髄後索・視床・頭頂葉などの障害で生じる。
3. 視野障害
❌ 誤り。小脳の萎縮は視覚の経路を障害しない。正しくは視野障害は視神経・視交叉・視索・後頭葉など視覚路の障害で生じる。
❌ 誤り。小脳の萎縮は視覚の経路を障害しない。正しくは視野障害は視神経・視交叉・視索・後頭葉など視覚路の障害で生じる。
4. 前庭障害
❌ 誤り。画像の主な所見は小脳の萎縮であり、内耳の前庭や前庭神経の病変を示すものではない。正しくはつまずきの原因は小脳性の運動失調と読む。
❌ 誤り。画像の主な所見は小脳の萎縮であり、内耳の前庭や前庭神経の病変を示すものではない。正しくはつまずきの原因は小脳性の運動失調と読む。
5. 歩行失行
❌ 誤り。歩行失行は前頭葉の障害や正常圧水頭症などでみられる、足が床に貼りついたように出にくい歩行である。正しくは小脳萎縮で生じるのは失調性の歩行障害である。
❌ 誤り。歩行失行は前頭葉の障害や正常圧水頭症などでみられる、足が床に貼りついたように出にくい歩行である。正しくは小脳萎縮で生じるのは失調性の歩行障害である。
【試験対策ポイント】
- MRI矢状断で後頭蓋窩の小脳が小さい・溝が目立つ → 小脳萎縮 → 運動失調
- 小脳症状:運動失調(測定障害・企図振戦・反復拮抗運動不能)・断綴性発語・失調性歩行(開脚で不規則)
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