第52回 理学療法士国家試験 午後 第40問
整形外科学第52回午後
第52回 理学療法士国家試験 午後 第40問(整形外科学)の正答は 2 です。脱臼予防肢位の指導が要るのは、関節包を切開して骨頭を置き換える人工骨頭置換術や人工股関節全置換術の後である。
問題
転位のない大腿骨転子部骨折に対する観血的整復固定術後の理学療法として優先度の低いのはどれか。
- 1. 早期からの歩行練習
- 2. 脱臼予防肢位の指導 ✓
- 3. 早期からのROM練習
- 4. 大腿四頭筋の等尺性運動
- 5. 足関節の自動的底背屈運動
正答:2番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 44.8%参考値
29人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 脱臼予防肢位の指導
脱臼予防肢位の指導が要るのは、関節包を切開して骨頭を置き換える人工骨頭置換術や人工股関節全置換術の後である。転子部骨折の観血的整復固定術(骨接合術)は股関節そのものに手を加えないため脱臼のリスクが低く、指導の優先度は低い。
【各選択肢の解説】
1. 早期からの歩行練習
❌ 誤り。正しくは、優先度が高い。転位のない骨折を内固定した後は早期から荷重・歩行が可能で、廃用症候群の予防と歩行能力の回復に欠かせない。
❌ 誤り。正しくは、優先度が高い。転位のない骨折を内固定した後は早期から荷重・歩行が可能で、廃用症候群の予防と歩行能力の回復に欠かせない。
2. 脱臼予防肢位の指導
✅ 正しい(=正答)。骨接合術では関節包を切開せず骨頭も温存されるため、人工骨頭置換術後のような脱臼の危険がほとんどなく、脱臼予防肢位の指導は優先度が低い。
✅ 正しい(=正答)。骨接合術では関節包を切開せず骨頭も温存されるため、人工骨頭置換術後のような脱臼の危険がほとんどなく、脱臼予防肢位の指導は優先度が低い。
3. 早期からのROM練習
❌ 誤り。正しくは、優先度が高い。術後の股関節・膝関節の拘縮を防ぐため、痛みの範囲内で早期から関節可動域練習を行う。
❌ 誤り。正しくは、優先度が高い。術後の股関節・膝関節の拘縮を防ぐため、痛みの範囲内で早期から関節可動域練習を行う。
4. 大腿四頭筋の等尺性運動
❌ 誤り。正しくは、優先度が高い。関節を動かさずに筋力低下を防げるため、術直後から行う基本的な運動である。
❌ 誤り。正しくは、優先度が高い。関節を動かさずに筋力低下を防げるため、術直後から行う基本的な運動である。
5. 足関節の自動的底背屈運動
❌ 誤り。正しくは、優先度が高い。下腿筋のポンプ作用で静脈還流を促し、深部静脈血栓症を予防する。
❌ 誤り。正しくは、優先度が高い。下腿筋のポンプ作用で静脈還流を促し、深部静脈血栓症を予防する。
【試験対策ポイント】
| 術式 | 脱臼予防肢位の指導 |
|---|---|
| 骨接合術(転子部骨折・転位のない頸部骨折) | 原則不要 |
| 人工骨頭置換術・人工股関節全置換術 | 必要(後方進入なら屈曲・内転・内旋を避ける) |
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