PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第53回 理学療法士国家試験 午前 第86問

生理学第53回午前

第53回 理学療法士国家試験 午前 第86問(生理学)の正答は 5 です。スパイロメトリーは口元での呼気・吸気量を測定する検査で、残気量を含む容量は直接測定できません。

問題
スパイロメトリーで計測できないのはどれか。
  1. 1. 1秒量
  2. 2. 予備吸気量
  3. 3. 1回換気量
  4. 4. 最大吸気量
  5. 5. 機能的残気量

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — 機能的残気量

スパイロメトリーは口元での呼気・吸気量を測定する検査で、残気量を含む容量は直接測定できません。機能的残気量(FRC=予備呼気量+残気量)は残気量を含むため、スパイロメトリーでは計測できず、ガス希釈法や体プレチスモグラフが必要です。


【各選択肢の解説】

1. 1秒量
❌ 誤り(計測できる)。最大吸気から努力呼出した最初の1秒間の呼出量で、スパイロメトリーで測定可能です。
2. 予備吸気量
❌ 誤り(計測できる)。安静吸気位からさらに吸入できる量で、スパイロメトリーで測定可能です。
3. 1回換気量
❌ 誤り(計測できる)。安静時の1回の呼吸量で、スパイロメトリーで測定可能です。
4. 最大吸気量
❌ 誤り(計測できる)。安静呼気位から最大吸気までの量(1回換気量+予備吸気量)で、測定可能です。
5. 機能的残気量
✅ 正しい(計測できない)。FRCは残気量を含むため、口元の流量測定であるスパイロメトリーでは測定できません。

【試験対策ポイント】

スパイロメトリーで測定できないのは残気量(RV)を含む容量です。すなわち残気量(RV)・機能的残気量(FRC)・全肺気量(TLC)は直接測定できず、ガス希釈法や体プレチスモグラフを要します。「残気量を含むかどうか」で判断するのが鉄則です。逆に1回換気量・予備吸気量・予備呼気量・肺活量・最大吸気量・1秒量は測定可能です。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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