PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第55回 理学療法士国家試験 午後 第88問

神経内科学第55回午後

第55回 理学療法士国家試験 午後 第88問(神経内科学)の正答は 1 です。視神経脊髄炎(NMO)は抗アクアポリン4抗体が関与する自己免疫性脱髄疾患で、視神経炎と脊髄炎を主体に再発と寛解を繰り返すのが特徴です。

問題
視神経脊髄炎で正しいのはどれか。
  1. 1. 再発と寛解を繰り返す。
  2. 2. レム睡眠行動異常を生じる。
  3. 3. 免疫不全状態で罹患しやすい。
  4. 4. JCウイルス感染により発症する。
  5. 5. 抗コリンエステラーゼ薬で症状が改善する。

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — 再発と寛解を繰り返す。

視神経脊髄炎(NMO)は抗アクアポリン4抗体が関与する自己免疫性脱髄疾患で、視神経炎と脊髄炎を主体に再発と寛解を繰り返すのが特徴です。


【各選択肢の解説】

1. 再発と寛解を繰り返す。
✅ 正しい。重度の再発を繰り返し、後遺障害を残しやすい疾患です。
2. レム睡眠行動異常を生じる。
❌ 誤り。レム睡眠行動異常はパーキンソン病やレビー小体型認知症でみられます。
3. 免疫不全状態で罹患しやすい。
❌ 誤り。NMOは免疫不全ではなく自己免疫機序で発症します。
4. JCウイルス感染により発症する。
❌ 誤り。JCウイルスは進行性多巣性白質脳症(PML)の原因です。
5. 抗コリンエステラーゼ薬で症状が改善する。
❌ 誤り。抗コリンエステラーゼ薬が有効なのは重症筋無力症です。

【試験対策ポイント】

視神経脊髄炎は抗アクアポリン4(AQP4)抗体陽性・視神経炎+脊髄炎・再発寛解・重度の後遺症がキーワード。多発性硬化症との鑑別が問われやすく、NMOは脊髄病変が長く(3椎体以上)重症化しやすい点が特徴です。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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