PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第58回 理学療法士国家試験 午前 第77問

神経内科学第58回午前

第58回 理学療法士国家試験 午前 第77問(神経内科学)の正答は 5 です。脱髄疾患を「中枢か末梢か」で見分ける問題。

問題
末梢神経の脱髄がみられるのはどれか。
  1. 1. 多発性硬化症
  2. 2. de Quervain病
  3. 3. 進行性核上性麻痺
  4. 4. 腰部脊柱管狭窄症
  5. 5. Guillain-Barré症候群 ✓

正答:5番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 68.8%やさしい

32人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — Guillain-Barré症候群

脱髄疾患を「中枢か末梢か」で見分ける問題。Guillain-Barré症候群は、感染などを契機に自己免疫で末梢神経が障害される疾患で、脱髄型が代表である。


【各選択肢の解説】

1. 多発性硬化症
❌ 誤り。多発性硬化症も脱髄疾患だが、正しくは脳・脊髄・視神経など中枢神経の脱髄で、末梢神経ではない。
2. de Quervain病
❌ 誤り。正しくは、de Quervain病は手関節の第1区画を通る長母指外転筋と短母指伸筋の腱鞘炎(狭窄性腱鞘炎)で、神経の病気ではない。
3. 進行性核上性麻痺
❌ 誤り。正しくは、進行性核上性麻痺は脳幹・大脳基底核などにタウ蛋白が蓄積する神経変性疾患で、垂直方向の眼球運動障害や易転倒性を示す。
4. 腰部脊柱管狭窄症
❌ 誤り。正しくは、腰部脊柱管狭窄症は脊柱管が狭くなって馬尾や神経根が機械的に圧迫される疾患で、間欠性跛行が特徴である。脱髄疾患ではない。
5. Guillain-Barré症候群
✅ 正しい。(=正答)先行感染の後に末梢神経の髄鞘に対する免疫反応が起こり、急性の四肢の弛緩性麻痺と腱反射の低下・消失を生じる。

【試験対策ポイント】

部位脱髄疾患
中枢神経多発性硬化症
末梢神経Guillain-Barré症候群・慢性炎症性脱髄性多発根ニューロパチー(CIDP)

Guillain-Barré症候群は髄液の蛋白細胞解離(蛋白が増え細胞数は増えない)が特徴。

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