第60回 理学療法士国家試験 午後 第2問
整形外科学第60回午後
第60回 理学療法士国家試験 午後 第2問(整形外科学)の正答は 1 です。6歳の男児で、右大腿骨頭の骨端核が扁平で分節化している像は、小児の大腿骨頭の阻血性壊死であるPerthes病に合う。
問題
6歳の男児。右股関節痛を訴えている。単純エックス線写真(別冊No. 1)を別に示す。疑うべき疾患はどれか。
- 1. Perthes病 ✓
- 2. 大腿骨頭壊死症
- 3. 大腿骨頭すべり症
- 4. 単純性股関節炎
- 5. 発育性股関節形成不全
正答:1番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 45.2%難問
62人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — Perthes病
6歳の男児で、右大腿骨頭の骨端核が扁平で分節化している像は、小児の大腿骨頭の阻血性壊死であるPerthes病に合う。年齢と画像所見で他の小児の股関節疾患と見分ける。
図の読み方:右(画像の向かって左)の大腿骨頭骨端核を左と比べる。左は丸い骨端核が保たれているのに対し、右は骨端核が低く扁平で、濃淡が不均一で分節化して見える。
【各選択肢の解説】
1. Perthes病
✅ 正しい(=正答)。幼児期から学童期の男児に多い、大腿骨頭骨端核の阻血性壊死である。骨端核の扁平化・分節化は本症で見られる所見で、年齢・性別とも合う。
✅ 正しい(=正答)。幼児期から学童期の男児に多い、大腿骨頭骨端核の阻血性壊死である。骨端核の扁平化・分節化は本症で見られる所見で、年齢・性別とも合う。
2. 大腿骨頭壊死症
❌ 誤り。ステロイドやアルコールなどを背景に成人に生じる骨頭壊死を指す。正しくは、成長期の小児に生じる特発性の骨頭壊死はPerthes病として扱う。
❌ 誤り。ステロイドやアルコールなどを背景に成人に生じる骨頭壊死を指す。正しくは、成長期の小児に生じる特発性の骨頭壊死はPerthes病として扱う。
3. 大腿骨頭すべり症
❌ 誤り。骨端線で骨頭が後下方へずれる疾患で、肥満傾向の思春期に多い。正しくは、6歳ではなく10歳代前半の思春期に考える疾患で、骨端核の扁平化ではなく骨端のずれが所見である。
❌ 誤り。骨端線で骨頭が後下方へずれる疾患で、肥満傾向の思春期に多い。正しくは、6歳ではなく10歳代前半の思春期に考える疾患で、骨端核の扁平化ではなく骨端のずれが所見である。
4. 単純性股関節炎
❌ 誤り。小児の股関節痛の原因として多いが、一過性の滑膜炎で短期間に軽快する。正しくは、エックス線では骨頭の形の変化を示さない。
❌ 誤り。小児の股関節痛の原因として多いが、一過性の滑膜炎で短期間に軽快する。正しくは、エックス線では骨頭の形の変化を示さない。
5. 発育性股関節形成不全
❌ 誤り。乳児期に見つかることが多い、臼蓋の形成不全や骨頭の脱臼・亜脱臼である。正しくは、所見の中心は臼蓋と骨頭の位置関係の異常で、骨端核の壊死性の変化ではない。
❌ 誤り。乳児期に見つかることが多い、臼蓋の形成不全や骨頭の脱臼・亜脱臼である。正しくは、所見の中心は臼蓋と骨頭の位置関係の異常で、骨端核の壊死性の変化ではない。
【試験対策ポイント】
| 疾患 | 好発 | エックス線の要点 |
|---|---|---|
| Perthes病 | 幼児〜学童の男児 | 骨端核の扁平化・分節化 |
| 大腿骨頭すべり症 | 思春期・肥満 | 骨端が後下方へずれる |
| 単純性股関節炎 | 小児 | 骨の変化なし |
| 発育性股関節形成不全 | 乳児 | 臼蓋形成不全・脱臼 |
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