PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第60回 理学療法士国家試験 午後 第43問

神経内科学第60回午後

第60回 理学療法士国家試験 午後 第43問(神経内科学)の正答は 1 です。Guillain-Barré症候群は末梢神経(特に近位部・神経根)の脱髄をきたす疾患で、神経伝導検査ではF波の潜時延長や出現率の低下といった近位部障害を反映する所見がみられます。

問題
神経伝導検査でF波の潜時延長と出現率減少がみられる疾患はどれか。
  1. 1. Guillain-Barré症候群
  2. 2. Parkinson病
  3. 3. 重症筋無力症
  4. 4. 進行性核上性麻痺
  5. 5. 多系統萎縮症

正答:1番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 46.7%参考値

15人の初回解答から算出(2026年7月28日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

スポンサーリンク(広告)
解説
■ 正答:1番 — Guillain-Barré症候群

Guillain-Barré症候群は末梢神経(特に近位部・神経根)の脱髄をきたす疾患で、神経伝導検査ではF波の潜時延長や出現率の低下といった近位部障害を反映する所見がみられます。


【各選択肢の解説】

1. Guillain-Barré症候群
✅ 正しい。脱髄により神経根・近位部の伝導が障害され、F波潜時延長・出現率低下・伝導速度低下・伝導ブロックなどがみられます。
2. Parkinson病
❌ 誤り。錐体外路系の中枢性疾患で、末梢神経伝導検査は基本的に正常です。
3. 重症筋無力症
❌ 誤り。神経筋接合部の障害で、診断には反復刺激試験での漸減(waning)が用いられます。F波異常は本態ではありません。
4. 進行性核上性麻痺
❌ 誤り。中枢神経変性疾患で、末梢神経伝導検査に特徴的なF波異常はみられません。
5. 多系統萎縮症
❌ 誤り。中枢の変性疾患で、F波の潜時延長・出現率減少を特徴とはしません。

【試験対策ポイント】

F波は近位部(神経根含む)の伝導を反映するため、脱髄性末梢神経障害であるGuillain-Barré症候群で異常(潜時延長・出現率低下)が出ます。重症筋無力症は反復刺激でwaning、筋疾患は針筋電図で評価、と検査と疾患の対応を整理しておきましょう。

📗 PTカコモンの学習教材

この問題でつまずいた範囲は、PT国試ノート「神経内科学」第6章でまとめて復習できます。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。

PT国試ノート 頻出だけを、1冊に。 12科目・全84章/過去問18回分(第44〜61回)の出題傾向から作成 赤シート・覚えたチェック・印刷対応/章末から過去問へ戻れる 買い切り 850円 運動学・解剖学は無料 ▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)
全科目セット 850円・買い切り / 12科目・全84章。運動学・解剖学は無料で読めます。
✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

スポンサーリンク(広告)
\ この1問で終わりにしない /
理学療法士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
無料で過去問演習を始める ▶
登録30秒・ずっと無料
🗺️ ST-Toolbox の無料サービス リハ就職マップ | PTの就職先を公的データから探す 見学先を選ぶときにまず知りたいのは「そこがどの分野をやっているか」。届出内容から分かる領域(脳血管等・運動器・呼吸器・心大血管・小児・生活期(介護施設))と、住所を入れての通勤時間で絞り込めます。全国18,875か所・登録不要。求人が出ていない施設も最初から載っています。 別タブでさがす →
関連

▶ 第60回 全問一覧

▶ 神経内科学 の過去問一覧

▶ 「神経・筋難病」の過去問103問まとめを見る

スポンサーリンク(広告)