第4章|嚥下関連手術

対応過去問 10問 / 難易度 ★★★☆☆

4-1 誤嚥防止術・嚥下機能改善術

誤嚥防止術(気道と食道の分離)

誤嚥防止術は気道と食道を分離するため、いずれも永久気管孔の造設を伴う(呼吸は気管孔で行う)。

手術名永久気管孔発声
声門閉鎖術必要不可
喉頭閉鎖術必要不可(声門を閉鎖し呼吸は気管孔で行う)
喉頭気管分離術必要不可(気管を離断する)
気管食道吻合術必要不可(気管を離断する)
喉頭全摘出術必要不可(代用音声は可)/気管断端を頸部に固定

永久気管孔が必要なのは誤嚥防止術(声門閉鎖術・喉頭閉鎖術・喉頭気管分離術・気管食道吻合術・喉頭全摘出術)
永久気管孔が必要でないのは喉頭を温存する手術=喉頭挙上術・輪状咽頭筋切断術・甲状軟骨形成術(気道=喉頭・気管に手を加えず気道を温存するため)。甲状軟骨形成術(音声改善の手術)も気管孔は不要で、これを「必要」側に数えない。
「気管切開術は誤嚥防止術」は誤り(誤嚥を防止しない・管理のための手術)。

この二分法だけで判別できる
喉頭を温存する手術(輪状咽頭筋切断術・喉頭挙上術=嚥下機能改善術/甲状軟骨形成術=音声改善術)=気道を温存 → 永久気管孔は不要
誤嚥防止術(喉頭気管分離術・喉頭閉鎖術・声門閉鎖術・喉頭全摘出術・気管食道吻合術)=気道と食道を分離 → 永久気管孔が必要
判断軸は「気道を分離する手術かどうか」の一点。

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