誤嚥防止術は気道と食道を分離するため、いずれも永久気管孔の造設を伴う(呼吸は気管孔で行う)。
| 手術名 | 永久気管孔 | 発声 |
|---|---|---|
| 声門閉鎖術 | 必要 | 不可 |
| 喉頭閉鎖術 | 必要 | 不可(声門を閉鎖し呼吸は気管孔で行う) |
| 喉頭気管分離術 | 必要 | 不可(気管を離断する) |
| 気管食道吻合術 | 必要 | 不可(気管を離断する) |
| 喉頭全摘出術 | 必要 | 不可(代用音声は可)/気管断端を頸部に固定 |
永久気管孔が必要なのは誤嚥防止術(声門閉鎖術・喉頭閉鎖術・喉頭気管分離術・気管食道吻合術・喉頭全摘出術)。
永久気管孔が必要でないのは喉頭を温存する手術=喉頭挙上術・輪状咽頭筋切断術・甲状軟骨形成術(気道=喉頭・気管に手を加えず気道を温存するため)。甲状軟骨形成術(音声改善の手術)も気管孔は不要で、これを「必要」側に数えない。
「気管切開術は誤嚥防止術」は誤り(誤嚥を防止しない・管理のための手術)。
この二分法だけで判別できる:
・喉頭を温存する手術(輪状咽頭筋切断術・喉頭挙上術=嚥下機能改善術/甲状軟骨形成術=音声改善術)=気道を温存 → 永久気管孔は不要
・誤嚥防止術(喉頭気管分離術・喉頭閉鎖術・声門閉鎖術・喉頭全摘出術・気管食道吻合術)=気道と食道を分離 → 永久気管孔が必要
判断軸は「気道を分離する手術かどうか」の一点。