第2章|耳と難聴

対応過去問 12問/難易度 ★★★★☆
📝 このノートはAI編集部が過去問から作成した学習用まとめです。基礎医学領域は専門監修前のため、診断基準・数値・薬剤などの細部は必ず成書・最新ガイドラインで確認してください。
この章のねらい:この章はST国試の耳鼻科でいちばんSTに直結する「きこえ」です。難聴を医学の側から扱うので、聴覚障害聴覚系聴覚心理学のノートと表裏一体。要は「伝音難聴か感音難聴か」の切り分けが軸で、伝音は外耳・中耳(滲出性中耳炎・小耳症)、感音は内耳・後迷路(先天性難聴・薬剤性・突発性)に対応します。この章では①耳の解剖と両耳聴 ②伝音難聴・滲出性中耳炎 ③感音難聴・先天性難聴 ④小耳症 ⑤詐聴の検査を整理します。

2-1 耳の構造と聴覚・平衡覚の解剖

耳は外耳・中耳(伝音系)内耳(感音系)+前庭(平衡覚)に分かれます。まず両耳で聞くことの利点と、内耳前庭の神経支配を押さえます。

両耳聴(両耳できくことの利点)

両耳聴の効果:左右の耳の入力は脳幹の上オリーブ核で合流する。両耳間時間差と両耳間音圧差(レベル差)が音源定位の手がかりで、低周波数音は時間差、高周波数音は音圧差が有効。両耳できくと雑音のなかから音声を取り出しやすく(スケルチ効果)聴覚閾値は片耳より低下(=聞こえがよくなる/両耳加重)する。
誤り=「片耳聴に比べ聴覚閾値が上昇する」:両耳聴では閾値は低下(感度が上がる)。上昇(悪化)ではない。両耳聴の「利点」を問う設問で、唯一のマイナス表現がひっかけになる。
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この章の続きで扱う内容
  • 2-2 伝音難聴と滲出性中耳炎
  • 2-3 感音難聴・進行性難聴と先天性難聴
  • 2-4 外耳・小耳症
  • 2-5 詐聴(機能性難聴)の検査