第6章|血液・腎・泌尿器疾患

対応過去問 6問/難易度 ★★★★☆
📝 このノートはAI編集部が過去問から作成した学習用まとめです。基礎医学領域は専門監修前のため、診断基準・数値・薬剤などの細部は必ず成書・最新ガイドラインで確認してください。
この章のねらい:血液・腎の疾患は全身状態の指標として、リハビリ・訓練の安全管理に関わります。貧血(易疲労・息切れ)腎不全(電解質異常・透析)は活動性や覚醒に影響し、リハビリテーション医学のリスク管理につながります。この章は暗記色が強い分、「疾患と原因の一対一対応」を丁寧に押さえれば得点できます。過去問頻出の①貧血・出血性疾患 ②腎・泌尿器疾患を整理します。

6-1 貧血・出血性疾患

貧血は原因ごとの機序を一対一で対応づけます。「産生障害」か「破壊亢進」かの区別が問われます。

貧血の種類原因・機序
鉄欠乏性貧血鉄不足・血清フェリチン低下
悪性貧血ビタミンB12欠乏(B6ではない)
腎性貧血エリスロポエチン欠乏(腎で作られるホルモン)
溶血性貧血赤血球破壊の亢進(産生障害ではない)
再生不良性貧血骨髄低形成(産生障害)
悪性貧血=ビタミンB12欠乏:「悪性貧血―ビタミンB6欠乏」は誤りで、正しくはビタミンB12欠乏。産生障害による貧血は白血病・悪性貧血・腎性貧血・再生不良性貧血溶血性貧血は「赤血球の破壊亢進」であって産生障害ではない——ここが引っかけ。
出血性疾患は「欠乏する因子」で対応:血友病は血友病A=第VIII因子欠乏・血友病B=第IX因子欠乏。「血友病A―第VII因子」「血友病B―第IX因子」の対応で、血友病B―第IX因子の欠乏が正しい。特発性血小板減少性紫斑病(ITP)は自己抗体、播種性血管内凝固(DIC)は凝固の過剰活性化による。

6-2 腎・泌尿器疾患

腎疾患は「腎炎の種類」と、急性腎不全の「前・実質・後」の分類が頻出です。

分類原因の例
腎前性熱傷・脱水・ショック(腎への血流低下)
腎実質性(腎性)間質性腎炎・尿細管壊死
腎後性両側の尿路閉塞(下部尿路閉鎖)
正しい腎疾患の組合せ:IgA腎症―慢性腎炎/痛風―腎障害/A群β溶血性連鎖球菌―急性腎炎。ショックや脱水は腎前性の急性腎不全、下部尿路閉鎖(結石・前立腺肥大など)は腎後性。検尿ではアルブミン尿―腎障害が正しい対応(肉眼的血尿―痛風、尿糖―尿路感染などは誤り)。
腎後性腎不全は「両側」閉塞が必要:腎後性腎不全は尿の通り道が塞がって起こるが、片側だけの尿管閉塞では対側の腎が代償するため腎不全にならない。「腎後性―片側尿管閉塞」は誤り。熱傷・脱水は腎前性、間質性腎炎・尿細管壊死は腎実質性で正しい。