📝 このノートはAI編集部が過去問から作成した学習用まとめです。基礎医学領域は専門監修前のため、診断基準・数値・薬剤などの細部は必ず成書・最新ガイドラインで確認してください。
この章のねらい:気分障害(うつ病・双極性障害)は
内因性精神障害の代表で、国試では
症状・病前性格・対応が繰り返し出ます。STにとっては、
失語症や
高次脳機能障害の患者に高頻度で合併する
脳卒中後うつ(post-stroke depression)が実務直結——
意欲低下がリハの停滞なのか、うつなのかを見分け、
「励まさない」対応を知っていることが訓練導入の質を左右します。
3-1 気分障害の分類とうつ病の症状
気分障害は「気分(感情)」が病的に沈む・高ぶる病態。うつ病の症状は精神症状+身体症状で覚えます。
| 領域 | うつ病の代表症状 |
| 気分・感情 | 抑うつ気分・興味/喜びの減退(アンヘドニア)・不安焦燥 |
| 思考 | 思考制止・集中力/決断力の低下・微小妄想(罪業/貧困/心気)・希死念慮(自殺念慮) |
| 身体(自律神経) | 睡眠障害(早朝覚醒)・食欲/体重減少・易疲労・性欲低下 |
DSMのうつ病の核症状:「疲労感/気力減退」「不眠または過眠」「精神運動興奮または制止」「思考力/集中力の減退」「抑うつ気分」「興味喜びの減退」など。「躁または軽躁エピソード」はうつ病の症状ではない(それがあれば双極性障害)。誇大妄想もうつ病の症状ではない(うつは微小妄想)。
うつの症状のひっかけ:うつ病でみられる妄想は微小妄想(罪業・貧困・心気)。誇大妄想は躁状態の症状なので、「うつ病の症状=誇大妄想」は誤り。抑うつ気分・睡眠障害・食欲減退・自殺念慮は正しい。
抑うつ障害の基礎:思考力・集中力の減退、食欲/性欲低下・易疲労を伴う。軽症では適度な運動が症状軽減に役立つ。初発は20歳代前半と40〜50歳代の二峰性とされる。
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この章の続きで扱う内容
- 3-2 うつ病の疫学・病前性格・経過
- 3-3 躁状態・双極性障害
- 3-4 うつ病への対応・治療・自殺予防