第57回 作業療法士国家試験 午前 第56問
解剖学第57回午前
第57回 作業療法士国家試験 午前 第56問(解剖学)の正答は 1・5 です。心臓の弁の構造(房室弁と半月弁の違い)と、冠動脈・冠静脈の走行を問う。
問題
心臓について正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1. 右房室弁は三尖弁である。 ✓
- 2. 冠静脈洞は左心房に開口する。
- 3. 大動脈弁には腱索が付着する。
- 4. Valsalva洞は肺動脈の起始部に位置する。
- 5. 左冠動脈は心室中隔前方2/3に血液を送る。 ✓
正答:1・5番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 42.6%難問
47人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1・5番 — 右房室弁は三尖弁である。・左冠動脈は心室中隔前方2/3に血液を送る。
心臓の弁の構造(房室弁と半月弁の違い)と、冠動脈・冠静脈の走行を問う。腱索は房室弁だけ、Valsalva洞は大動脈起始部、冠静脈洞は右心房、と場所を取り違えないことがポイントである。
【各選択肢の解説】
1. 右房室弁は三尖弁である。
✅ 正しい。右心房と右心室の間の弁は3枚の弁尖からなる三尖弁である。左房室弁は2枚の弁尖からなる僧帽弁。
✅ 正しい。右心房と右心室の間の弁は3枚の弁尖からなる三尖弁である。左房室弁は2枚の弁尖からなる僧帽弁。
2. 冠静脈洞は左心房に開口する。
❌ 誤り。正しくは、冠静脈洞は心臓の静脈血を集めて右心房に開口する。
❌ 誤り。正しくは、冠静脈洞は心臓の静脈血を集めて右心房に開口する。
3. 大動脈弁には腱索が付着する。
❌ 誤り。正しくは、腱索が付着するのは房室弁(三尖弁・僧帽弁)で、乳頭筋と弁尖をつなぐ。大動脈弁・肺動脈弁は半月弁で腱索をもたない。
❌ 誤り。正しくは、腱索が付着するのは房室弁(三尖弁・僧帽弁)で、乳頭筋と弁尖をつなぐ。大動脈弁・肺動脈弁は半月弁で腱索をもたない。
4. Valsalva洞は肺動脈の起始部に位置する。
❌ 誤り。正しくは、Valsalva洞(大動脈洞)は大動脈弁の直上、大動脈の起始部のふくらみで、左右の冠動脈がここから起こる。
❌ 誤り。正しくは、Valsalva洞(大動脈洞)は大動脈弁の直上、大動脈の起始部のふくらみで、左右の冠動脈がここから起こる。
5. 左冠動脈は心室中隔前方2/3に血液を送る。
✅ 正しい。左冠動脈の前下行枝が中隔枝を出して心室中隔の前方約2/3を養う。後方約1/3は後下行枝(多くは右冠動脈から)が養う。
✅ 正しい。左冠動脈の前下行枝が中隔枝を出して心室中隔の前方約2/3を養う。後方約1/3は後下行枝(多くは右冠動脈から)が養う。
【試験対策ポイント】
| 房室弁 | 半月弁 | |
|---|---|---|
| 該当 | 三尖弁(右)・僧帽弁(左) | 大動脈弁・肺動脈弁 |
| 腱索・乳頭筋 | あり | なし |
- 冠静脈洞 → 右心房/Valsalva洞 → 大動脈起始部(冠動脈の起始)
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