「運動単位について正しいのはどれか」の過去問まとめ(作業療法士国家試験・4問)
作業療法士国家試験では「運動単位について正しいのはどれか」という問い方が、第50回〜第60回のあいだに4回出題されています(「運動単位で正しいのはどれか」という言い回しを含む)。各回の選択肢・正答・解説の要点を1ページにまとめました。同じ問い方でも、回によって正答になる記述は変わります。並べて読むと、くり返し問われている知識が見えてきます。
各回で正答になった選択肢(=正しい記述)
- 第60回 午前第69問4. 同じ運動単位に属する筋線維は同期して興奮する。
5. 運動ニューロンとそれに支配される筋線維群を運動単位という。 - 第59回 午前第62問3. 筋が収縮する際に運動単位の数が増加していく過程を動員という。
5. 一つの運動ニューロンを刺激すると、その支配下にある筋線維が同時に収縮する。 - 第53回 午前第63問3. 神経支配比が小さいほど微細な運動ができる。
- 第50回 午後第61問5. 正常では1つの筋線維につき1個の神経筋接合部が存在する。
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第60回 午前第69問(生理学)
運動単位で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1. 運動単位には求心性線維が含まれる。
- 2. 神経支配比が大きいほど精密な動きができる。
- 3. 活動電位の大きな運動単位が先に活動を始める。
- 4. 同じ運動単位に属する筋線維は同期して興奮する。 ✓
- 5. 運動ニューロンとそれに支配される筋線維群を運動単位という。 ✓
正答:4・5
OTカコモン利用者の初回正答率 70%(10人・参考値)
運動単位は「1つの運動ニューロンとそれが支配するすべての筋線維」からなり、それらは同期して興奮・収縮するall-or-none則に従う。
第59回 午前第62問(生理学)
運動単位で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1. 運動単位には求心性線維が含まれる。
- 2. 筋を徐々に収縮すると大きな運動単位が先に活動を始める。
- 3. 筋が収縮する際に運動単位の数が増加していく過程を動員という。 ✓
- 4. 細かい動きが要求される筋は一つの運動ニューロンが支配する筋線維数が多い。
- 5. 一つの運動ニューロンを刺激すると、その支配下にある筋線維が同時に収縮する。 ✓
正答:3・5
運動単位の鍵概念:①遠心性のみ(求心性は含まない)、②小→大の動員順序(size principle)、③支配比=小→精密動作可、④全か無かの収縮。
第53回 午前第63問(解剖学)
運動単位について正しいのはどれか。
- 1. 運動単位には求心性線維が含まれる。
- 2. 1つの筋は単一の運動単位で構成される。
- 3. 神経支配比が小さいほど微細な運動ができる。 ✓
- 4. 随意運動時には大きな運動単位ほど先に活動を始める。
- 5. 伸張反射では弱い刺激で活動を開始するのは速筋である。
正答:3
運動単位は1本の運動ニューロンとそれが支配する筋線維群の総体。
第50回 午後第61問(生理学)
運動単位について正しいのはどれか。
- 1. 運動神経終末には髄鞘がある。
- 2. 運動終板は筋線維の深部に存在する。
- 3. 運動神経活動電位の発生によって筋弛緩が生じる。
- 4. 運動神経終末のシナプス間隙にドパミンが放出される。
- 5. 正常では1つの筋線維につき1個の神経筋接合部が存在する。 ✓
正答:5
正常な成熟筋では、1本の筋線維に対して1個の神経筋接合部(運動終板)が存在する。
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