PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第46回 理学療法士国家試験 午前 第67問

生理学第46回午前

第46回 理学療法士国家試験 午前 第67問(生理学)の正答は 5 です。下垂体後葉は視床下部(視索上核・室傍核)で産生されたホルモンが軸索輸送されて貯蔵・放出される場所で、抗利尿ホルモン(ADH・バソプレシン)とオキシトシンの2つを分泌します。

問題
内分泌器官とホルモンとの組合せで正しいのはどれか。
  1. 1. 膵臓 ―― プロラクチン
  2. 2. 甲状腺 ―― 糖質コルチコイド
  3. 3. 副腎皮質 ―― ノルアドレナリン
  4. 4. 副甲状腺 ―― サイロキシン
  5. 5. 下垂体後葉 ―― 抗利尿ホルモン

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — 下垂体後葉 ―― 抗利尿ホルモン

下垂体後葉は視床下部(視索上核・室傍核)で産生されたホルモンが軸索輸送されて貯蔵・放出される場所で、抗利尿ホルモン(ADH・バソプレシン)とオキシトシンの2つを分泌します。


【各選択肢の解説】

1. 膵臓 ―― プロラクチン
❌ 誤り。膵臓のランゲルハンス島が分泌するのはインスリン(B細胞)・グルカゴン(A細胞)・ソマトスタチン(D細胞)です。プロラクチンは下垂体前葉ホルモンです。
2. 甲状腺 ―― 糖質コルチコイド
❌ 誤り。甲状腺はサイロキシン(T4)・トリヨードサイロニン(T3)・カルシトニンを分泌します。糖質コルチコイド(コルチゾール)は副腎皮質束状層のホルモンです。
3. 副腎皮質 ―― ノルアドレナリン
❌ 誤り。副腎皮質は外側から球状層=鉱質コルチコイド、束状層=糖質コルチコイド、網状層=副腎アンドロゲンを分泌します。ノルアドレナリン・アドレナリンは副腎髄質です。
4. 副甲状腺 ―― サイロキシン
❌ 誤り。副甲状腺(上皮小体)が分泌するのはパラソルモン(PTH)で、血中カルシウム濃度を上げます。サイロキシンは甲状腺ホルモンです。
5. 下垂体後葉 ―― 抗利尿ホルモン
✅ 正しい。ADHは腎集合管での水再吸収を促進して尿量を減らします。分泌不足で尿崩症、過剰でSIADH(抗利尿ホルモン不適合分泌症候群)となります。

【試験対策ポイント】

内分泌器官とホルモンの組合せは表で機械的に暗記します。

器官主なホルモン
下垂体前葉成長ホルモン・プロラクチン・ACTH・TSH・LH・FSH
下垂体後葉抗利尿ホルモン(バソプレシン)・オキシトシン
甲状腺サイロキシン(T4)・T3・カルシトニン
副甲状腺パラソルモン(PTH)
副腎皮質糖質コルチコイド・鉱質コルチコイド(アルドステロン)・副腎アンドロゲン
副腎髄質アドレナリン・ノルアドレナリン
膵島インスリン・グルカゴン・ソマトスタチン

カルシウム調節はパラソルモン(上げる)↔カルシトニン(下げる)が拮抗、この2つは器官(副甲状腺 vs 甲状腺)を取り違えやすいので要注意。副腎は「皮質=ステロイド、髄質=カテコールアミン」と2階建てで覚えるのが定石です。

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