PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第46回 理学療法士国家試験 午後 第63問

生理学第46回午後

第46回 理学療法士国家試験 午後 第63問(生理学)の正答は 4 です。副交感神経(迷走神経)の興奮は気管支平滑筋のムスカリン受容体を刺激して気管支を収縮させ、同時に気道分泌を増やします。

問題
副交感神経の興奮によるものはどれか。
  1. 1. 瞳孔散大
  2. 2. 胆嚢弛緩
  3. 3. 消化管蠕動抑制
  4. 4. 気管支平滑筋収縮
  5. 5. 外生殖器血管収縮

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — 気管支平滑筋収縮

副交感神経(迷走神経)の興奮は気管支平滑筋のムスカリン受容体を刺激して気管支を収縮させ、同時に気道分泌を増やします。COPDや喘息に抗コリン薬(気管支拡張薬)が使われるのは、この作用を遮断するためです。


【各選択肢の解説】

1. 瞳孔散大
❌ 誤り。散瞳は交感神経(瞳孔散大筋)の作用です。副交感神経(動眼神経)は瞳孔括約筋を収縮させて縮瞳を起こします。
2. 胆嚢弛緩
❌ 誤り。副交感神経は胆嚢を収縮させて胆汁排出を促します。弛緩させるのは交感神経です。
3. 消化管蠕動抑制
❌ 誤り。副交感神経は消化管の蠕動・分泌を促進します。抑制するのは交感神経です。
4. 気管支平滑筋収縮
✅ 正しい。迷走神経の刺激で気管支は収縮します。
5. 外生殖器血管収縮
❌ 誤り。骨盤内臓神経(副交感)は外生殖器の血管を拡張させて勃起を起こします。

【試験対策ポイント】

器官交感神経副交感神経
瞳孔散大縮小
心臓心拍数増加・収縮力増大心拍数減少
気管支拡張収縮
消化管運動・分泌の抑制運動・分泌の促進
胆嚢弛緩収縮
膀胱排尿筋弛緩収縮
内尿道括約筋収縮弛緩
唾液腺少量で粘稠多量で漿液性

副交感は「休息と消化(rest and digest)」、交感は「闘争か逃走(fight or flight)」という方向性で判断すれば、個々の暗記は不要になります。

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