PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第49回 理学療法士国家試験 午前 第80問

人間発達学第49回午前

第49回 理学療法士国家試験 午前 第80問(人間発達学)の正答は 4 です。中学生(12〜15歳)は思春期の真っ只中で、急激な第二次性徴の出現に心が追いつかず、身体の変化に戸惑い・羞恥・不安を抱く時期です。

問題
中学生の心理発達における特徴はどれか。
  1. 1. 性の相違を理解する。
  2. 2. 自我同一性が完成する。
  3. 3. 教師や指導者に従順である。
  4. 4. 第二次性徴への戸惑いがある。
  5. 5. 友人関係より親子関係を重視する。

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — 第二次性徴への戸惑いがある。

中学生(12〜15歳)は思春期の真っ只中で、急激な第二次性徴の出現に心が追いつかず、身体の変化に戸惑い・羞恥・不安を抱く時期です。Eriksonの発達段階では「同一性 対 同一性拡散」の課題に取り組み始める段階にあたります。


【各選択肢の解説】

1. 性の相違を理解する。
❌ 誤り。男女の性別の違いを認識する(性同一性の獲得)のは幼児期(3〜4歳頃)であり、中学生の特徴ではありません。
2. 自我同一性が完成する。
❌ 誤り。中学生は同一性を模索し始める段階で、同一性拡散に揺れる時期です。確立は青年期後期以降とされます。
3. 教師や指導者に従順である。
❌ 誤り。第二反抗期にあたり、大人の権威に反発し自立を求める傾向が強まります。従順なのは学童期前半の特徴です。
4. 第二次性徴への戸惑いがある。
✅ 正しい。身長・体重の急増、性ホルモンによる身体変化が自己像の動揺につながります。
5. 友人関係より親子関係を重視する。
❌ 誤り。逆で、同世代の仲間関係(チャムグループ)が親子関係より重視される時期です。

【試験対策ポイント】

Eriksonの心理社会的発達段階と年齢の対応は必修レベル。

段階年齢課題(獲得 対 危機)
乳児期0〜1歳基本的信頼 対 不信
幼児前期1〜3歳自律性 対 恥・疑惑
幼児後期3〜6歳自主性 対 罪悪感
学童期6〜12歳勤勉性 対 劣等感
青年期12〜20歳同一性 対 同一性拡散
成人前期20〜40歳親密性 対 孤立
成人後期40〜65歳生殖性 対 停滞
老年期65歳〜統合 対 絶望

思春期のキーワードは第二反抗期・仲間集団志向・第二次性徴・同一性の模索の4つ。

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