第48回 理学療法士国家試験 午後 第68問
人間発達学第48回午後
第48回 理学療法士国家試験 午後 第68問(人間発達学)の正答は 5 です。この問題は「誤っているのはどれか」を問うています。
問題
生理的老化について誤っているのはどれか。
- 1. 残気量が増加する。
- 2. 骨塩量が減少する。
- 3. 水晶体の蛋白変性が起こる。
- 4. 筋持久力より瞬発力が先に低下する。
- 5. 低い声より高い声の方が聞き取りやすい。 ✓
正答:5番
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリで
スポンサーリンク(広告)
解説
■ 正答:5番 — 低い声より高い声の方が聞き取りやすい。
この問題は「誤っているのはどれか」を問うています。加齢性難聴(老人性難聴)は蝸牛基底回転の有毛細胞から障害されるため高音域から先に聞こえにくくなります。したがって高齢者にとっては高い声より低い声のほうが聞き取りやすく、選択肢5は誤りです。
【各選択肢の解説】
1. 残気量が増加する。
✅ 正しい。加齢により肺の弾性収縮力が低下し、末梢気道が早期に閉じるため残気量・機能的残気量が増加します。一方で肺活量は減少し、全肺気量はほぼ不変です。
✅ 正しい。加齢により肺の弾性収縮力が低下し、末梢気道が早期に閉じるため残気量・機能的残気量が増加します。一方で肺活量は減少し、全肺気量はほぼ不変です。
2. 骨塩量が減少する。
✅ 正しい。骨量は20〜30歳代でピークを迎え、以後は減少します。とくに女性は閉経後のエストロゲン低下で急速に減少し、骨粗鬆症のリスクが高まります。
✅ 正しい。骨量は20〜30歳代でピークを迎え、以後は減少します。とくに女性は閉経後のエストロゲン低下で急速に減少し、骨粗鬆症のリスクが高まります。
3. 水晶体の蛋白変性が起こる。
✅ 正しい。水晶体蛋白(クリスタリン)の変性・凝集により白濁するのが加齢性白内障です。弾性低下によるピント調節障害(老視)も加齢変化です。
✅ 正しい。水晶体蛋白(クリスタリン)の変性・凝集により白濁するのが加齢性白内障です。弾性低下によるピント調節障害(老視)も加齢変化です。
4. 筋持久力より瞬発力が先に低下する。
✅ 正しい。加齢による筋萎縮は速筋線維(TypeⅡ)から選択的に進むため、瞬発力・パワーが持久力より先に低下します。これが高齢者の転倒時に姿勢を立て直せない一因になります。
✅ 正しい。加齢による筋萎縮は速筋線維(TypeⅡ)から選択的に進むため、瞬発力・パワーが持久力より先に低下します。これが高齢者の転倒時に姿勢を立て直せない一因になります。
5. 低い声より高い声の方が聞き取りやすい。
❌ 誤り。これが本問の正答です。加齢性難聴は高音域(高周波)から低下するため、高い声のほうが聞き取りにくくなります。高齢者への声かけは「低めの声でゆっくり、はっきり」が原則です。
❌ 誤り。これが本問の正答です。加齢性難聴は高音域(高周波)から低下するため、高い声のほうが聞き取りにくくなります。高齢者への声かけは「低めの声でゆっくり、はっきり」が原則です。
【試験対策ポイント】
加齢変化は「減るもの・増えるもの」を対にして整理します。減る=肺活量・1秒量、最大心拍数(220-年齢)、腎血流量・糸球体濾過量、骨塩量、筋量(とくに速筋)、水晶体の弾性、高音域の聴力、皮膚の弾性、体内水分量。増える/不変=残気量・機能的残気量、収縮期血圧、末梢血管抵抗、脂肪率、反応時間、全肺気量はほぼ不変。臨床応用として「高齢者には低い声で話す」「速筋の低下を踏まえた素早い立ち直り反応の訓練」「起立性低血圧に注意して離床する」といった介入根拠まで結びつけて覚えると応用問題に強くなります。
📗 PTカコモンの学習教材
この問題でつまずいた範囲は、PT国試ノート「人間発達学」該当の章でまとめて復習できます。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。
▶ この範囲のノートを開く全科目セット 850円・買い切り / 12科目・全84章。運動学・解剖学・生理学は無料で読めます。
スポンサーリンク(広告)
\ この1問で終わりにしない /
理学療法士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
- 📚18年分・約3,595問をスマホでそのまま演習
- 🎯間違えた問題だけ自動でピックアップして復習
- 📈正答率と苦手な科目をグラフで可視化
登録30秒・ずっと無料
スポンサーリンク(広告)