「呼称訓練カード」は、言語聴覚士(ST)が作った無料の絵カードアプリ。絵を見て名前を言う「呼称訓練」を、スマホ・タブレットだけで行える。印刷もインストールも会員登録も不要。
失語症や高次脳機能障害のことばのリハビリのほか、ご家庭・自宅での言葉の練習(お子さまから高齢の方まで)にも使える。絵カード228枚を使用頻度・モーラ数(音の数)・カテゴリで絞り込み、○△✕でそっと採点。記録はこの端末の中だけに保存され、外部には送信されない。
絵が出てからビープ音が鳴る前に呼称するモード。制限時間はラウンドごとに1秒ずつ短くなり、1語につき既定で3回くり返す。 誤答のときは語頭音 → 語頭2音 → 全体と段階的にキューを出せる。反応時間・ビープに勝った率をラウンド別に集計する。
これは、呼称の正確さだけでなく速さを訓練することで日常会話での喚語につなげようとする repeated, increasingly-speeded production(RISP)の考え方にもとづく (Drosopoulou 2016/Conroy ら 2018。原法では訓練開始時の目標反応時間3秒、最終的に1秒)。 このアプリは手技を画面上で再現したものであって、原著の刺激・手順そのものではない。 また反応時間はSTがタップした時刻で測るため、実際の発話開始よりわずかに遅れる。絶対値ではなく変化を見る目安として使う。
このアプリは言語聴覚士によるリハビリの代わりになるものではない。ことばの症状が気になるときは、かかりつけ医や地域の言語聴覚士に相談を。
紙の教材もある。絵で呼称を引き出したあと、書く・読む・文にする課題へ移りたいときは リハビリ教材キャビネット(30種類・A4印刷)から作れる。 書称プリント(絵を見て名前を書く)、 音読プリント、 語想起プリント、 失語症の教材一覧。
この端末の中だけで、記録(採点履歴)と設定を名前ごとに分けて保存します。サイトの会員登録ではありません。メール送信も外部への保存も一切なし。1台を何人かで共有するときに便利です。