失語症の訓練に使うプリントを、条件を決めて何枚でも作れます。押すたびに中身が変わるので、同じ紙を渡し続けずに済みます。
失語症の訓練で最初に決めるのは「どのモダリティを扱うか」です。聴いて分かるのか、話せるのか、読めるのか、書けるのか。同じ語彙の課題でも、入口と出口が変わればまったく別の負荷になります。下の表は、見たいモダリティから教材を引くためのものです。
| 入口(刺激) | 出口(反応) | 教材 |
|---|---|---|
| 絵 | 選ぶ | 絵と文字のマッチング(語ー絵照合) |
| 絵 | 書く | 書称プリント(マスの数=拍数) |
| ことば | 書く | 語想起/反対語/なかまわけ |
| 文字 | 読む(音声) | 音読プリント(表記別)/文章音読 |
| 文 | 選ぶ・書く | 助詞プリント/文章補完 |
| 音 | 組み立てる | アナグラム/しりとり |
呼称そのものを扱いたいときは、紙より絵カードのほうが向いています。絵で呼称を引き出してから、このページのプリントで音読・書字に移す流れが作れます。
重い方にいきなり呼称や書称を出すと、失敗体験だけが残ります。出力より入力、記述より選択から入るのが安全です。
難易度を動かすときは一因子ずつにしてください。拍数だけ、頻度だけ、ダミーの種類だけ。同時に2つ動かすと、崩れた理由が読めなくなります。
ことばの教材は、モーラ数・使用頻度・表記(漢字/仮名)・カテゴリーの4因子で分類した語彙データベースから引いています。この4つは失語症の課題で難易度を決める因子そのものなので、狙ったところだけを動かせます。中身は語彙リストのページで全部見られます。
「まとめて作る枚数」を7枚にすれば1週間分が一度に出ます。難易度を上げる間隔を決めておけば、週の後半で少しずつ難しくなる束になります。ご家族には「同じ紙を繰り返さなくていい」ことを先に伝えてください。市販の教材だと在庫が尽きて同じ紙を回すことになり、そこで練習が止まります。
このページで作った教材は、臨床・授業・家庭学習で自由に印刷して使えます。 内容は言語聴覚士が監修していますが、対象者への適用の可否は担当の専門職が判断してください。