学習心理学はST国試の基礎分野(心理学)で毎回出題される科目です。中身は大きく①条件づけ(古典的条件づけ・オペラント条件づけ)、②記憶・忘却・学習の保持と転移、③問題解決・認知的学習、④社会的学習・動機づけの4本柱で、とくに「条件づけ」が最頻出です。負の強化と負の罰、消去と自発的回復、古典的条件づけとオペラント条件づけの区別といった「用語↔定義」「現象↔提唱者」の組合せ問題が繰り返し問われるので、縦横のマップを一度作れば一気に得点源になります。学習心理学はSTにとって単なる暗記科目ではなく、ことばの訓練・応用行動分析(ABA)・吃音の行動療法の設計原理そのものです。強化で行動を増やす、シェイピングで発話を段階的に形づくる、訓練室で得た反応を日常へ広げる(般化)、モデルを見せて学ばせる(観察学習)、訓練継続を支える(動機づけ)——学習理論はST臨床の骨格です。各章の冒頭でST臨床とのつながりを示しました。