第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第90問
第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第90問(医用材料)の正答は 3 です。ポリエチレンテレフタレート(PET)は、テレフタル酸とエチレングリコールがエステル結合でつながったポリエステルで、繰り返し単位は -O-CH₂-CH₂-O-C(=O)-C₆H₄-C(=O)- である。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c ✓
- 4. c、d
- 5. d、e
正答:3番
初回正答率 25%参考値
20人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
ポリエチレンテレフタレート(PET)は、テレフタル酸とエチレングリコールがエステル結合でつながったポリエステルで、繰り返し単位は -O-CH₂-CH₂-O-C(=O)-C₆H₄-C(=O)- である。図の結合のうち、この中にあるのは CH₂-CH₂ のC-C(b)とエステル結合(c)である。
【各選択肢の解説】
図の構造式で、a・bの炭素は上下にも結合手がある(4本の単結合をもつ炭素)。
a.-C-O-C-
❌ 誤り。正しくは単結合だけの炭素2つを酸素がつなぐエーテル結合で、ポリエチレングリコール(ポリオキシエチレン)などの結合である。PETで酸素につながる炭素の一方はC=Oをもつカルボニル炭素で、エーテル結合ではなくエステル結合(c)の一部である。
b.-C-C-
✅ 正しい。エチレングリコール由来の -CH₂-CH₂- 部分に、単結合だけの炭素どうしの結合がある。
c.-C(=O)-O-
✅ 正しい。テレフタル酸のカルボキシ基とエチレングリコールのヒドロキシ基が脱水縮合してできたエステル結合で、PETの主鎖をつないでいる。
d.-Si-O-
❌ 誤り。正しくはケイ素と酸素のシロキサン結合で、シリコーンの主鎖の結合である。PETはケイ素を含まない。
e.-C(=O)-NH-
❌ 誤り。正しくはアミド結合で、ナイロン(ポリアミド)やたんぱく質のペプチド結合である。PETは窒素を含まない。
❌ 誤り。aはエーテル結合でPETにない。正しくはb・cの組合せである。
❌ 誤り。a・eともPETにない。正しくはb・cの組合せである。
✅ 正しい(=正答)。b・cともPETにある結合である。
❌ 誤り。dはシリコーンの結合。正しくはb・cの組合せである。
❌ 誤り。d・eともPETにない。正しくはb・cの組合せである。
【試験対策ポイント】
| 結合 | 代表的な高分子 |
|---|---|
| エステル結合 -C(=O)-O- | PET(ポリエステル) |
| アミド結合 -C(=O)-NH- | ナイロン(ポリアミド) |
| シロキサン結合 -Si-O- | シリコーン |
| エーテル結合 -C-O-C- | ポリエチレングリコール |
| C-C のみ | ポリエチレン、ポリプロピレン |
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