第45回 理学療法士国家試験 午前 第61問
生理学第45回午前
第45回 理学療法士国家試験 午前 第61問(生理学)の正答は 5 です。タイプⅠ(遅筋・赤筋)は酸素を使う持久型、タイプⅡb(速筋・白筋)は解糖系中心の瞬発型です。
問題
タイプⅠとタイプⅡbとの骨格筋線維における比較で正しいのはどれか。
- 1. タイプⅠは疲労しやすい。
- 2. タイプⅠはミトコンドリアの量が少ない。
- 3. タイプⅡbは抗重力筋に多い。
- 4. タイプⅡbは単収縮の速度が遅い。
- 5. タイプⅡbはミオグロビン量が少ない。 ✓
正答:5番
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解説
■ 正答:5番 — タイプⅡbはミオグロビン量が少ない。
タイプⅠ(遅筋・赤筋)は酸素を使う持久型、タイプⅡb(速筋・白筋)は解糖系中心の瞬発型です。酸素を蓄える色素タンパクであるミオグロビンはタイプⅠに豊富で、タイプⅡbでは少ないため筋が白く見えます。
【各選択肢の解説】
1. タイプⅠは疲労しやすい。
❌ 誤り。タイプⅠは毛細血管・ミトコンドリア・ミオグロビンに富み有酸素性代謝が主体のため、疲労しにくい筋線維です。
❌ 誤り。タイプⅠは毛細血管・ミトコンドリア・ミオグロビンに富み有酸素性代謝が主体のため、疲労しにくい筋線維です。
2. タイプⅠはミトコンドリアの量が少ない。
❌ 誤り。有酸素性エネルギー産生を担うため、タイプⅠはミトコンドリアが多いのが特徴です。
❌ 誤り。有酸素性エネルギー産生を担うため、タイプⅠはミトコンドリアが多いのが特徴です。
3. タイプⅡbは抗重力筋に多い。
❌ 誤り。姿勢保持のために持続的に働く抗重力筋(ヒラメ筋・脊柱起立筋など)にはタイプⅠが多く含まれます。
❌ 誤り。姿勢保持のために持続的に働く抗重力筋(ヒラメ筋・脊柱起立筋など)にはタイプⅠが多く含まれます。
4. タイプⅡbは単収縮の速度が遅い。
❌ 誤り。タイプⅡbは筋小胞体が発達しミオシンATPase活性が高いため、単収縮の立ち上がりが速く張力も大きくなります。
❌ 誤り。タイプⅡbは筋小胞体が発達しミオシンATPase活性が高いため、単収縮の立ち上がりが速く張力も大きくなります。
5. タイプⅡbはミオグロビン量が少ない。
✅ 正しい。酸素の貯蔵・運搬を担うミオグロビンが少ないため白色に見え、無酸素性(解糖系)のエネルギー供給に依存します。
✅ 正しい。酸素の貯蔵・運搬を担うミオグロビンが少ないため白色に見え、無酸素性(解糖系)のエネルギー供給に依存します。
【試験対策ポイント】
| 項目 | タイプⅠ(遅筋・赤筋) | タイプⅡb(速筋・白筋) |
|---|---|---|
| 収縮速度 | 遅い | 速い |
| 疲労耐性 | 強い(疲労しにくい) | 弱い(疲労しやすい) |
| ミトコンドリア・毛細血管 | 多い | 少ない |
| ミオグロビン | 多い(赤色) | 少ない(白色) |
| 主なエネルギー源 | 有酸素性(酸化系) | 無酸素性(解糖系) |
| 代表的な筋 | ヒラメ筋など抗重力筋 | 腓腹筋・上腕三頭筋など |
タイプⅡaは両者の中間で、持久的トレーニングにより酸化能力が高まります。加齢や不活動ではタイプⅡ線維が優先的に萎縮するため、高齢者の転倒予防では速い動きを含む筋力トレーニングが重視されます。
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