PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第45回 理学療法士国家試験 午前 第62問

解剖学第45回午前

第45回 理学療法士国家試験 午前 第62問(解剖学)の正答は 3 です。深部腱反射の反射中枢は、その筋を支配する脊髄髄節と一致します。

問題
反射と反射中枢との組合せで正しいのはどれか。
  1. 1. 下顎反射 ―― C1-3
  2. 2. 上腕二頭筋反射 ―― C3、4
  3. 3. 上腕三頭筋反射 ―― C6-8
  4. 4. 膝蓋腱反射 ―― T12、L1
  5. 5. アキレス腱反射 ―― L3、4

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — 上腕三頭筋反射 ―― C6-8

深部腱反射の反射中枢は、その筋を支配する脊髄髄節と一致します。上腕三頭筋は橈骨神経(C6〜C8、主にC7)支配なので、上腕三頭筋反射の中枢はC6〜C8です。


【各選択肢の解説】

1. 下顎反射 ―― C1-3
❌ 誤り。下顎反射は三叉神経が求心路・遠心路を担う反射で、中枢は橋(三叉神経中脳路核・運動核)にあります。脊髄髄節ではありません。
2. 上腕二頭筋反射 ―― C3、4
❌ 誤り。上腕二頭筋は筋皮神経(C5、C6)支配なので、反射中枢はC5、6です。C3、4は横隔神経(横隔膜)のレベルです。
3. 上腕三頭筋反射 ―― C6-8
✅ 正しい。橈骨神経支配のC6〜C8(中心はC7)が反射中枢で、頸髄症や第7頸神経根症の評価に用います。
4. 膝蓋腱反射 ―― T12、L1
❌ 誤り。大腿四頭筋は大腿神経(L2〜L4)支配で、膝蓋腱反射の中枢はL2〜L4(中心はL4)です。
5. アキレス腱反射 ―― L3、4
❌ 誤り。下腿三頭筋は脛骨神経(S1、S2)支配で、アキレス腱反射の中枢はS1、2です。L5/S1椎間板ヘルニアでの低下が典型例です。

【試験対策ポイント】

深部腱反射反射中枢(髄節)
下顎反射橋(三叉神経)
上腕二頭筋反射C5、6
腕橈骨筋反射C5、6
上腕三頭筋反射C6〜C8(主にC7)
膝蓋腱反射L2〜L4(主にL4)
アキレス腱反射S1、2

上肢は5・6→6・7・8、下肢はL4→S1と数字の並びで覚えると混乱しません。反射の亢進+病的反射陽性は上位運動ニューロン障害、反射の消失は下位運動ニューロン障害・末梢神経障害を示唆します。

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