第45回 理学療法士国家試験 午前 第64問
生理学第45回午前
第45回 理学療法士国家試験 午前 第64問(生理学)の正答は 3 です。副交感神経は安静・消化(休息)モードを担い、瞳孔縮小・心拍数低下・気管支収縮・消化管運動亢進・排尿促進をもたらします。
問題
副交感神経が優位に働いたときの反応はどれか。
- 1. 散瞳
- 2. 心拍数増加
- 3. 気管支収縮 ✓
- 4. 皮膚血管収縮
- 5. 膀胱括約筋収縮
正答:3番
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解説
■ 正答:3番 — 気管支収縮
副交感神経は安静・消化(休息)モードを担い、瞳孔縮小・心拍数低下・気管支収縮・消化管運動亢進・排尿促進をもたらします。気管支平滑筋は迷走神経のムスカリン受容体を介して収縮します。
【各選択肢の解説】
1. 散瞳
❌ 誤り。散瞳(瞳孔散大筋の収縮)は交感神経の作用です。副交感神経(動眼神経)は瞳孔括約筋を収縮させ縮瞳させます。
❌ 誤り。散瞳(瞳孔散大筋の収縮)は交感神経の作用です。副交感神経(動眼神経)は瞳孔括約筋を収縮させ縮瞳させます。
2. 心拍数増加
❌ 誤り。心拍数増加は交感神経(β1受容体)の作用です。副交感神経(迷走神経)は洞結節に働き心拍数を低下させます。
❌ 誤り。心拍数増加は交感神経(β1受容体)の作用です。副交感神経(迷走神経)は洞結節に働き心拍数を低下させます。
3. 気管支収縮
✅ 正しい。副交感神経優位で気管支平滑筋が収縮し気道が狭くなり、気道分泌も増加します。喘息発作時に抗コリン薬が用いられるのはこのためです。
✅ 正しい。副交感神経優位で気管支平滑筋が収縮し気道が狭くなり、気道分泌も増加します。喘息発作時に抗コリン薬が用いられるのはこのためです。
4. 皮膚血管収縮
❌ 誤り。皮膚血管は交感神経(α受容体)の支配が主で、緊張時に収縮して蒼白・冷感を生じます。皮膚血管に副交感神経支配はほとんどありません。
❌ 誤り。皮膚血管は交感神経(α受容体)の支配が主で、緊張時に収縮して蒼白・冷感を生じます。皮膚血管に副交感神経支配はほとんどありません。
5. 膀胱括約筋収縮
❌ 誤り。内尿道括約筋の収縮(蓄尿)は交感神経(下腹神経)の作用です。副交感神経(骨盤神経)は排尿筋を収縮させ、括約筋を弛緩させて排尿を促します。
❌ 誤り。内尿道括約筋の収縮(蓄尿)は交感神経(下腹神経)の作用です。副交感神経(骨盤神経)は排尿筋を収縮させ、括約筋を弛緩させて排尿を促します。
【試験対策ポイント】
自律神経は「交感=戦うか逃げるか、副交感=休んで消化する」で判断すると迷いません。副交感神経優位の反応は、縮瞳・唾液分泌増加(漿液性)・心拍数低下・気管支収縮・消化管運動と分泌の亢進・排尿排便促進・勃起。逆に交感神経優位では、散瞳・心拍数と心収縮力の増加・気管支拡張・消化管抑制・皮膚と内臓血管の収縮・骨格筋血管の拡張・発汗(コリン作動性)が起こります。排尿は「蓄尿=交感、排尿=副交感」がとくに問われます。
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