PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第45回 理学療法士国家試験 午前 第85問

人間発達学第45回午前

第45回 理学療法士国家試験 午前 第85問(人間発達学)の正答は 1 です。この問題は新生児に「みられないもの」を選ぶ設問です。

問題
新生児にみられないのはどれか。
  1. 1. ホッピング反応 ✓
  2. 2. 交叉性伸展反射
  3. 3. 陽性支持反応
  4. 4. 逃避反射
  5. 5. 把握反射

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — 「ホッピング反応」

この問題は新生児に「みられないもの」を選ぶ設問です。ホッピング反応は立位で体幹を側方に押されたときに足を踏み出して倒れないようにする平衡反応(バランス反応)で、立位が可能になる生後12〜18か月頃に出現します。新生児には認められません。


【各選択肢の解説】

1. ホッピング反応
❌ 誤り(新生児にはみられない)。大脳皮質レベルの平衡反応であり、出現は生後12〜18か月頃です。これが正答です。
2. 交叉性伸展反射
✅ 正しい(新生児にみられる)。一側下肢を伸展固定して足底を刺激すると対側下肢が屈曲後に伸展する脊髄レベルの反射で、生後2か月頃に消失します。
3. 陽性支持反応
✅ 正しい(新生児にみられる)。足底を接地させると下肢が伸展して体重を支える脳幹レベルの反応で、生後2〜4か月頃までみられます。
4. 逃避反射
✅ 正しい(新生児にみられる)。足底への侵害刺激で下肢を引っ込める脊髄レベルの反射で、新生児期から認められます。
5. 把握反射
✅ 正しい(新生児にみられる)。手掌把握反射は出生時から存在し、生後4〜6か月頃に消失します。

【試験対策ポイント】

反射・反応は中枢のレベルと出現/消失時期で整理します。脊髄レベル(逃避反射、交叉性伸展反射:〜2か月)、脳幹レベル(緊張性迷路反射、非対称性緊張性頸反射ATNR:〜4〜6か月、陽性支持反応)、中脳レベル(立ち直り反応:生後6か月頃出現し5歳頃まで)、大脳皮質レベル(平衡反応・保護伸展反応・ホッピング反応:生後6か月以降に出現し生涯持続)。試験では「新生児にみられないもの」「消失時期が最も遅いもの」という聞き方が頻出です。原始反射は消える/立ち直り・平衡反応は後から出て残るという向きの違いを押さえれば解けます。原始反射が消失時期を過ぎても残存する場合は中枢神経障害(脳性麻痺など)を疑います。

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