第45回 理学療法士国家試験 午後 第62問
生理学第45回午後
第45回 理学療法士国家試験 午後 第62問(生理学)の正答は 3 です。この設問は「名称が誤っている図」を選ぶ問題です。
問題
図の名称で誤っているのはどれか。
- 1. 拡散
- 2. 収束
- 3. シナプス後抑制 ✓
- 4. 反回抑制
- 5. 側方抑制
正答:3番
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解説
■ 正答:3番 — シナプス後抑制
この設問は「名称が誤っている図」を選ぶ問題です。3の図では、抑制性ニューロン(黒丸)の終末が、次のニューロンの細胞体ではなく興奮性ニューロンの軸索終末そのものに接しています。これは軸索‐軸索シナプスによるシナプス前抑制の図であり、「シナプス後抑制」という名称は誤りです。
【各選択肢の解説】
1. 拡散
✅ 正しい。1個の興奮性ニューロンが枝分かれして3個のニューロンへ接続する図で、1つの入力が多数へ広がる発散(拡散)を正しく表しています。
✅ 正しい。1個の興奮性ニューロンが枝分かれして3個のニューロンへ接続する図で、1つの入力が多数へ広がる発散(拡散)を正しく表しています。
2. 収束
✅ 正しい。3個の興奮性ニューロンが1個のニューロンへ集まる図で、多数の入力が1つのニューロンに収束する様子を正しく表しています。
✅ 正しい。3個の興奮性ニューロンが1個のニューロンへ集まる図で、多数の入力が1つのニューロンに収束する様子を正しく表しています。
3. シナプス後抑制
❌ 誤り。黒丸(抑制性ニューロン)の終末が興奮性ニューロンの軸索終末に接しており、伝達物質の放出量そのものを減らすシナプス前抑制の図です。シナプス後抑制であれば、抑制性終末は次のニューロンの細胞体・樹状突起に直接接続し、抑制性シナプス後電位(IPSP)を生じさせる形で描かれます。
❌ 誤り。黒丸(抑制性ニューロン)の終末が興奮性ニューロンの軸索終末に接しており、伝達物質の放出量そのものを減らすシナプス前抑制の図です。シナプス後抑制であれば、抑制性終末は次のニューロンの細胞体・樹状突起に直接接続し、抑制性シナプス後電位(IPSP)を生じさせる形で描かれます。
4. 反回抑制
✅ 正しい。興奮性ニューロンの軸索側枝が抑制性ニューロン(黒丸)を介してループを描き、元のニューロン自身へ戻って抑制する図で、Renshaw細胞による反回抑制を正しく表しています。
✅ 正しい。興奮性ニューロンの軸索側枝が抑制性ニューロン(黒丸)を介してループを描き、元のニューロン自身へ戻って抑制する図で、Renshaw細胞による反回抑制を正しく表しています。
5. 側方抑制
✅ 正しい。中央の経路が抑制性ニューロン(黒丸)を介して両隣の経路を抑える図で、興奮した部位の周囲を抑えてコントラストを高める側方抑制を正しく表しています。
✅ 正しい。中央の経路が抑制性ニューロン(黒丸)を介して両隣の経路を抑える図で、興奮した部位の周囲を抑えてコントラストを高める側方抑制を正しく表しています。
【試験対策ポイント】
シナプス前抑制とシナプス後抑制の見分けは「抑制性終末がどこに付いているか」の一点です。軸索終末に付いていれば前抑制(伝達物質の放出量が減る・IPSPは生じない)、細胞体や樹状突起に付いていれば後抑制(IPSPが生じる)。
代表例も対にして覚えます。シナプス前抑制=Ia線維終末への抑制(痙縮では低下する)、シナプス後抑制=Ia相反抑制・Ib抑制・反回抑制(Renshaw細胞)。反回抑制は「自分が出した信号が回り道して自分を抑える」ネガティブフィードバックとイメージすると忘れません。
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