PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第45回 理学療法士国家試験 午後 第66問

生理学第45回午後

第45回 理学療法士国家試験 午後 第66問(生理学)の正答は 1 です。この設問は肝臓の機能でないものを選ぶ問題です。

問題
肝臓の機能でないのはどれか。
  1. 1. レニンの分泌
  2. 2. 蛋白質の合成
  3. 3. ビタミンの貯蔵
  4. 4. アルブミンの生成
  5. 5. グリコーゲンの合成

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — レニンの分泌

この設問は肝臓の機能でないものを選ぶ問題です。レニンは腎臓の傍糸球体細胞から分泌される酵素であり肝臓の機能ではないため、1番が正答となります。


【各選択肢の解説】

1. レニンの分泌
❌ 誤り。レニンは腎血流量や遠位尿細管のNa濃度の低下に応じて腎臓から分泌され、レニン‐アンジオテンシン‐アルドステロン系(RAA系)を起動します。肝臓が作るのは基質側のアンジオテンシノーゲンです。
2. 蛋白質の合成
✅ 正しい。アルブミン、各種凝固因子(フィブリノゲン・プロトロンビンなど)、リポ蛋白などを合成します。
3. ビタミンの貯蔵
✅ 正しい。脂溶性ビタミンA・D・K、およびビタミンB₁₂や鉄などを貯蔵します。
4. アルブミンの生成
✅ 正しい。血漿膠質浸透圧の主役であり、肝硬変で低下すると腹水・浮腫が生じます。
5. グリコーゲンの合成
✅ 正しい。血糖が高いときはグリコーゲンとして貯蔵し、低いときは分解・糖新生によって血糖を維持します。

【試験対策ポイント】

肝臓の働きは「代謝・貯蔵・合成・解毒・胆汁生成」の5本柱で整理します。解毒ではアンモニアを尿素に変える尿素回路が重要で、機能低下時にアンモニアが蓄積すると肝性脳症を起こします。

RAA系の流れは頻出です。腎血流低下→腎からレニン→肝由来アンジオテンシノーゲンをアンジオテンシンⅠへ→肺のACEでアンジオテンシンⅡへ→血管収縮+副腎皮質からアルドステロン分泌→Na・水の再吸収増加→血圧上昇。臓器ごとの担当を混同しないことがポイントです。

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