第46回 理学療法士国家試験 午後 第58問
生理学第46回午後
第46回 理学療法士国家試験 午後 第58問(生理学)の正答は 4 です。外尿道括約筋は横紋筋であり、陰部神経(体性運動神経・S2〜S4)の支配を受けるため随意的に収縮・弛緩させられます。
問題
排尿で正しいのはどれか。
- 1. 膀胱は交感神経活動で収縮する。
- 2. 排尿の反射中枢は腰髄にある。
- 3. 内尿道括約筋は副交感神経活動で収縮する。
- 4. 外尿道括約筋は随意制御できる。 ✓
- 5. 外尿道括約筋は陰部神経活動によって弛緩する。
正答:4番
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解説
■ 正答:4番 — 外尿道括約筋は随意制御できる。
外尿道括約筋は横紋筋であり、陰部神経(体性運動神経・S2〜S4)の支配を受けるため随意的に収縮・弛緩させられます。骨盤底筋訓練が尿失禁に有効なのはこのためです。
【各選択肢の解説】
1. 膀胱は交感神経活動で収縮する。
❌ 誤り。交感神経(下腹神経)は排尿筋を弛緩させて蓄尿に働きます。膀胱(排尿筋)を収縮させるのは副交感神経(骨盤神経)です。
❌ 誤り。交感神経(下腹神経)は排尿筋を弛緩させて蓄尿に働きます。膀胱(排尿筋)を収縮させるのは副交感神経(骨盤神経)です。
2. 排尿の反射中枢は腰髄にある。
❌ 誤り。排尿反射の脊髄中枢は仙髄(S2〜S4)にあります。上位中枢は橋にある排尿中枢です。
❌ 誤り。排尿反射の脊髄中枢は仙髄(S2〜S4)にあります。上位中枢は橋にある排尿中枢です。
3. 内尿道括約筋は副交感神経活動で収縮する。
❌ 誤り。内尿道括約筋(平滑筋)は交感神経(下腹神経・α受容体)の興奮で収縮します。
❌ 誤り。内尿道括約筋(平滑筋)は交感神経(下腹神経・α受容体)の興奮で収縮します。
4. 外尿道括約筋は随意制御できる。
✅ 正しい。陰部神経支配の横紋筋なので随意的にコントロールできます。
✅ 正しい。陰部神経支配の横紋筋なので随意的にコントロールできます。
5. 外尿道括約筋は陰部神経活動によって弛緩する。
❌ 誤り。陰部神経が興奮すると外尿道括約筋は収縮します。排尿時は陰部神経活動が抑制されて弛緩します。
❌ 誤り。陰部神経が興奮すると外尿道括約筋は収縮します。排尿時は陰部神経活動が抑制されて弛緩します。
【試験対策ポイント】
| 局面 | 交感神経(下腹神経・T11〜L2) | 副交感神経(骨盤神経・S2〜4) | 陰部神経(S2〜4) |
|---|---|---|---|
| 蓄尿 | 排尿筋弛緩・内尿道括約筋収縮 | 抑制 | 外尿道括約筋収縮 |
| 排尿 | 抑制 | 排尿筋収縮・内尿道括約筋弛緩 | 抑制(外括約筋弛緩) |
- 覚え方:「ためるのは交感、出すのは副交感」。
- 脊髄損傷の排尿障害:仙髄より上位の損傷=反射性(核上型)膀胱、仙髄・馬尾の損傷=弛緩性(核・核下型)膀胱。頸髄・胸髄損傷では排尿筋‐括約筋協調不全(DSD)が問題になります。
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