第46回 理学療法士国家試験 午後 第57問
解剖学第46回午後
第46回 理学療法士国家試験 午後 第57問(解剖学)の正答は 2 です。胃底部は噴門より頭側へ膨らんだ部分で、左横隔膜ドームの下面に接します。
問題
正しいのはどれか。
- 1. 食道は上行大動脈の腹側にある。
- 2. 胃底部は横隔膜と接する。 ✓
- 3. 胆嚢は肝臓の頭側に接する。
- 4. 総肝管は十二指腸に開口する。
- 5. 膵頭部は脾臓に接する。
正答:2番
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解説
■ 正答:2番 — 胃底部は横隔膜と接する。
胃底部は噴門より頭側へ膨らんだ部分で、左横隔膜ドームの下面に接します。ここに溜まったガスが立位腹部X線での「胃泡(gastric bubble)」として写ります。
【各選択肢の解説】
1. 食道は上行大動脈の腹側にある。
❌ 誤り。食道は気管・心臓の背側を下行するため、上行大動脈より背側にあります。胸部下方では下行大動脈の前方〜右側を通ります。
❌ 誤り。食道は気管・心臓の背側を下行するため、上行大動脈より背側にあります。胸部下方では下行大動脈の前方〜右側を通ります。
2. 胃底部は横隔膜と接する。
✅ 正しい。噴門より上方に位置し、左横隔膜下面に接しています。
✅ 正しい。噴門より上方に位置し、左横隔膜下面に接しています。
3. 胆嚢は肝臓の頭側に接する。
❌ 誤り。胆嚢は肝右葉の下面(臓側面)にある胆嚢窩に収まっており、肝臓の尾側です。
❌ 誤り。胆嚢は肝右葉の下面(臓側面)にある胆嚢窩に収まっており、肝臓の尾側です。
4. 総肝管は十二指腸に開口する。
❌ 誤り。総肝管は胆嚢管と合流して総胆管となり、その総胆管が膵管と合して十二指腸下行部の大十二指腸乳頭(Vater乳頭)に開口します。
❌ 誤り。総肝管は胆嚢管と合流して総胆管となり、その総胆管が膵管と合して十二指腸下行部の大十二指腸乳頭(Vater乳頭)に開口します。
5. 膵頭部は脾臓に接する。
❌ 誤り。脾臓(脾門)に接するのは膵尾部です。膵頭部は十二指腸のC字にはまり込んでいます。
❌ 誤り。脾臓(脾門)に接するのは膵尾部です。膵頭部は十二指腸のC字にはまり込んでいます。
【試験対策ポイント】
- 胃の区分:噴門部→胃底部(穹窿部)→胃体部→幽門前庭部→幽門。「胃底」は下ではなく上にある、が引っかけの定番です。
- 膵臓の位置関係:膵頭部=十二指腸に囲まれる/膵尾部=脾門に達する。膵は第1〜2腰椎の高さにある後腹膜器官です。
- 胆道系の流れ:肝内胆管→左右肝管→総肝管+胆嚢管→総胆管→大十二指腸乳頭。
- 食道の3狭窄部=起始部・気管分岐部(大動脈弓との交叉部)・横隔膜貫通部。誤嚥や異物停留の好発部位として国試頻出です。
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