PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第46回 理学療法士国家試験 午後 第65問

生理学第46回午後

第46回 理学療法士国家試験 午後 第65問(生理学)の正答は 2 です。ツベルクリン反応は感作T細胞とマクロファージが主役のⅣ型(遅延型)アレルギーで、抗体(IgE)は関与しません。

問題
IgE が関与しないのはどれか。
  1. 1. 気管支喘息
  2. 2. ツベルクリン反応
  3. 3. アトピー性皮膚炎
  4. 4. アレルギー性鼻炎
  5. 5. アナフィラキシーショック

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — ツベルクリン反応

ツベルクリン反応は感作T細胞とマクロファージが主役のⅣ型(遅延型)アレルギーで、抗体(IgE)は関与しません。反応のピークが48時間後と遅いのが特徴です。他の4つはいずれもIgEが肥満細胞・好塩基球に結合して起こるⅠ型(即時型)アレルギーです。


【各選択肢の解説】

1. 気管支喘息
❌ 誤り。アトピー型喘息は代表的なⅠ型アレルギーで、IgEが関与します。
2. ツベルクリン反応
✅ 正しい。Ⅳ型(遅延型)で細胞性免疫が主体であり、IgEは関与しません。
3. アトピー性皮膚炎
❌ 誤り。Ⅰ型アレルギーが基盤にあり、血清IgE値が高値を示します。
4. アレルギー性鼻炎
❌ 誤り。花粉症を含むⅠ型アレルギーで、IgEが介在します。
5. アナフィラキシーショック
❌ 誤り。IgEを介した全身性のⅠ型アレルギーの最重症型です。

【試験対策ポイント】

別名関与するもの代表疾患
Ⅰ型即時型・アナフィラキシー型IgE・肥満細胞気管支喘息、花粉症、蕁麻疹、アナフィラキシー
Ⅱ型細胞傷害型IgG・IgM・補体自己免疫性溶血性貧血、重症筋無力症、Goodpasture症候群
Ⅲ型免疫複合体型免疫複合体・補体全身性エリテマトーデス、糸球体腎炎、過敏性肺炎
Ⅳ型遅延型・細胞性T細胞・マクロファージツベルクリン反応、接触性皮膚炎、移植片拒絶

Ⅰ〜Ⅲ型は抗体が関与(液性免疫)Ⅳ型のみ細胞性免疫——この線引きだけで多くの問題が解けます。

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