PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第47回 理学療法士国家試験 午前 第62問

生理学第47回午前

第47回 理学療法士国家試験 午前 第62問(生理学)の正答は 1・3 です。交感神経は「闘争・逃走」に備える反応を担います。

問題
交感神経の興奮によって生じるのはどれか。2つ選べ。
  1. 1. 気管支の拡張 ✓
  2. 2. 筋血管の収縮
  3. 3. 皮膚血管の収縮 ✓
  4. 4. 涙腺分泌の亢進
  5. 5. 消化腺分泌の亢進

正答:1・3番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 43.8%参考値

16人の初回解答から算出(2026年10月2日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1・3番 — 気管支の拡張、皮膚血管の収縮

交感神経は「闘争・逃走」に備える反応を担います。気管支平滑筋のβ₂受容体を介して気管支は拡張し、皮膚や内臓の血管はα₁受容体を介して収縮して、血液を骨格筋へ再配分します。


【各選択肢の解説】

1. 気管支の拡張
✅ 交感神経の作用である。β₂受容体を介して気管支平滑筋が弛緩する。喘息発作にβ₂刺激薬を使うのはこの機序による。
2. 筋血管の収縮
❌ 交感神経の作用ではない。骨格筋の血管はβ₂受容体が優位で、交感神経興奮では拡張する(運動時に筋血流を増やすため)。
3. 皮膚血管の収縮
✅ 交感神経の作用である。α₁受容体を介して収縮する。緊張時に顔面蒼白・手足が冷たくなるのはこのため。
4. 涙腺分泌の亢進
❌ 副交感神経(顔面神経の大錐体神経→翼口蓋神経節)の作用である。
5. 消化腺分泌の亢進
❌ 副交感神経(迷走神経)の作用である。交感神経は消化管運動・分泌をむしろ抑制する。

【試験対策ポイント】

主な臓器への二重支配を表で押さえる。

臓器交感神経副交感神経
心臓心拍数増加・収縮力増大心拍数減少
気管支拡張収縮
瞳孔散大(散瞳)縮小(縮瞳)
消化管運動・分泌の抑制運動・分泌の亢進
膀胱排尿筋弛緩(蓄尿)収縮(排尿)
皮膚・内臓血管収縮(α₁)支配なし
骨格筋血管拡張(β₂)支配なし
汗腺分泌亢進支配なし

例外が2つあり、①骨格筋の血管は交感神経刺激で拡張する、②汗腺は交感神経支配だが伝達物質はアセチルコリン、はどちらも頻出。血管と汗腺には副交感神経支配がない(単独支配)点も押さえる。

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