PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第47回 理学療法士国家試験 午後 第61問

生理学第47回午後

第47回 理学療法士国家試験 午後 第61問(生理学)の正答は 3 です。1個の運動ニューロンが支配する筋線維数を神経支配比といい、細かく精密な運動を担う筋ほど小さくなります。

問題
運動単位当たりの筋線維数が最も少ないのはどれか。
  1. 1. 側頭筋
  2. 2. 上腕二頭筋
  3. 3. 虫様筋
  4. 4. 前脛骨筋
  5. 5. 腓腹筋

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — 虫様筋

1個の運動ニューロンが支配する筋線維数を神経支配比といい、細かく精密な運動を担う筋ほど小さくなります。手の虫様筋は指の微細な運動を担うため神経支配比が約100前後と小さく、選択肢の中で運動単位当たりの筋線維数が最も少ない筋です。


【各選択肢の解説】

1. 側頭筋
❌ 誤り。咀嚼筋であり、虫様筋より神経支配比は大きくなります(数百程度)。
2. 上腕二頭筋
❌ 誤り。四肢の大きな筋で、神経支配比は数百〜千程度と大きくなります。
3. 虫様筋
✅ 正しい。手内在筋で精密な指の運動を担うため神経支配比が最も小さく、運動単位当たりの筋線維数が最少です。
4. 前脛骨筋
❌ 誤り。歩行時の足関節背屈を担う下腿の筋で、神経支配比は数百程度です。
5. 腓腹筋
❌ 誤り。強い底屈力を発揮する大きな筋で、神経支配比は約2,000と非常に大きくなります。

【試験対策ポイント】

神経支配比=1運動ニューロンが支配する筋線維数小さい=細かい運動が可能(外眼筋 約10、虫様筋・手内在筋 約100)、大きい=大きな力を発揮(腓腹筋 約2,000、大腿四頭筋・大殿筋も大きい)と対比して覚えます。また、筋力の調整は①運動単位の動員数を増やす(サイズの原理:小さい運動単位=遅筋線維から先に動員される) ②発火頻度を上げるの2つで行われる、という生理学の基本もあわせて押さえましょう。

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