第49回 理学療法士国家試験 午前 第58問
解剖学第49回午前
第49回 理学療法士国家試験 午前 第58問(解剖学)の正答は 1・2 です。図は大動脈を正面から見た模式図で、向かって左側(=患者の右側)で1本の太い幹(③)が上外側へ2本に分かれています。
問題
正面から見た大動脈の模式図を示す。番号と血管名の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1. ① ―― 右総頸動脈 ✓
- 2. ② ―― 右鎖骨下動脈 ✓
- 3. ③ ―― 下行大動脈
- 4. ④ ―― 胸大動脈
- 5. ⑤ ―― 腕頭動脈
正答:1・2番
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解説
■ 正答:1・2番 — ① 右総頸動脈、② 右鎖骨下動脈
図は大動脈を正面から見た模式図で、向かって左側(=患者の右側)で1本の太い幹(③)が上外側へ2本に分かれています。この幹が腕頭動脈で、上方へまっすぐ向かう①が右総頸動脈、外側へ向かう②が右鎖骨下動脈です。
【各選択肢の解説】
1. ① ―― 右総頸動脈
✅ 正しい。図の①は③(腕頭動脈)から上方へ分かれた枝で、右総頸動脈にあたります。
✅ 正しい。図の①は③(腕頭動脈)から上方へ分かれた枝で、右総頸動脈にあたります。
2. ② ―― 右鎖骨下動脈
✅ 正しい。②は③から患者右外側(腋窩方向)へ向かう枝で、右鎖骨下動脈です。
✅ 正しい。②は③から患者右外側(腋窩方向)へ向かう枝で、右鎖骨下動脈です。
3. ③ ―― 下行大動脈
❌ 誤り。③は①と②に分岐する短い共通幹=腕頭動脈(腕頭幹)です。下行大動脈は図の下方へまっすぐ伸びる部分にあたります。
❌ 誤り。③は①と②に分岐する短い共通幹=腕頭動脈(腕頭幹)です。下行大動脈は図の下方へまっすぐ伸びる部分にあたります。
4. ④ ―― 胸大動脈
❌ 誤り。④が指すのは弓状に曲がる部分の頂部=大動脈弓です。胸大動脈は下行大動脈のうち横隔膜より上の部分を指します。
❌ 誤り。④が指すのは弓状に曲がる部分の頂部=大動脈弓です。胸大動脈は下行大動脈のうち横隔膜より上の部分を指します。
5. ⑤ ―― 腕頭動脈
❌ 誤り。⑤が指しているのは、図の左下で切断端(大動脈弁側)から立ち上がり、左右冠動脈が分岐している部分=上行大動脈です。腕頭動脈は③です。
❌ 誤り。⑤が指しているのは、図の左下で切断端(大動脈弁側)から立ち上がり、左右冠動脈が分岐している部分=上行大動脈です。腕頭動脈は③です。
【試験対策ポイント】
大動脈の区分と弓の3分枝は正面図で必ず整理しておきます。
- 区分:上行大動脈 → 大動脈弓 → 下行大動脈(横隔膜より上=胸大動脈、下=腹大動脈)
- 大動脈弓の3分枝(右→左の順):①腕頭動脈(→右総頸動脈+右鎖骨下動脈)②左総頸動脈 ③左鎖骨下動脈
- 左側は総頸動脈・鎖骨下動脈が弓から直接分岐するため、腕頭動脈は右にしかない(左腕頭動脈は存在しない)
- 冠動脈は上行大動脈起始部(Valsalva洞)から分岐する。心臓に最初に血液を送る枝
- 正面から見た図は左右が反転する(画面の左=患者の右)ことに注意
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