PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第49回 理学療法士国家試験 午後 第49問

理学療法管理学第49回午後

第49回 理学療法士国家試験 午後 第49問(理学療法管理学)の正答は 1・4 です。オッズ比は「1」が効果なし(差がない)を意味します。

問題
2つのバランス練習の効果を比較するため、オッズ比の95 %信頼区間を計算したところ、以下の値が得られた。効果が有意であるのはどれか。2つ選べ。
  1. 1. 0.65〜0.89
  2. 2. 0.89〜1.39
  3. 3. 0.65〜1.39
  4. 4. 1.39〜5.67
  5. 5. 0.65〜5.67

正答:1・4番

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解説
■ 正答:1・4番 — 0.65〜0.89/1.39〜5.67

オッズ比は「1」が効果なし(差がない)を意味します。95%信頼区間が1をまたがない(含まない)とき、有意水準5%で統計学的に有意と判断します。1の場合は上限が0.89で1未満、4の場合は下限が1.39で1を超えているため、いずれも1を含まず有意です。


【各選択肢の解説】

1. 0.65〜0.89
✅ 正しい。上限0.89が1を下回っており、区間が1を含みません。オッズ比が有意に1より小さい(発生が有意に少ない)=有意差ありと判断できます。
2. 0.89〜1.39
❌ 誤り。0.89から1.39の範囲に1が含まれるため、効果なし(オッズ比=1)を否定できず、有意ではありません。
3. 0.65〜1.39
❌ 誤り。同様に区間が1をまたいでいるため有意ではありません。
4. 1.39〜5.67
✅ 正しい。下限1.39が1を上回っており、区間が1を含みません。オッズ比が有意に1より大きい=有意差ありと判断できます。
5. 0.65〜5.67
❌ 誤り。1を含むうえ区間の幅も広く、精度が低く有意ではありません。

【試験対策ポイント】

  • オッズ比・相対危険度(リスク比)・ハザード比=比の指標なので、効果なしの基準値は1。95%信頼区間が1を含めば有意でない。
  • 平均値の差・回帰係数=差の指標なので、効果なしの基準値は0。95%信頼区間が0を含めば有意でない。この使い分けが最頻出。
  • 95%信頼区間=「同じ調査を100回繰り返せば95回はこの区間に真の値が含まれる」という幅。区間が狭いほど推定の精度が高い(対象者数が多い)。
  • 有意水準5%(p<0.05)で有意=「95%信頼区間が基準値をまたがない」と同じ意味。
  • 選択肢5のように区間が極端に広いものは、たとえ点推定値が大きくても症例数不足で結論を出せないケース。
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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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