第49回 理学療法士国家試験 午後 第51問
解剖学第49回午後
第49回 理学療法士国家試験 午後 第51問(解剖学)の正答は 2・3 です。関節は関節頭と関節窩の形状で分類される。
問題
関節の形状で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1. 肩甲上腕関節は楕円関節である。
- 2. 腕尺関節はらせん関節である。 ✓
- 3. 橈骨手根関節は顆状関節である。 ✓
- 4. 手根間関節は鞍関節である。
- 5. 母指の手根中手関節は球関節である。
正答:2・3番
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解説
■ 正答:2・3番 — 腕尺関節はらせん関節である/橈骨手根関節は顆状関節である
関節は関節頭と関節窩の形状で分類される。腕尺関節は上腕骨滑車の溝がわずかに斜走するため屈伸に軽度の回旋が伴うらせん(螺旋)関節、橈骨手根関節は楕円形の関節頭をもつ顆状(楕円)関節である。
【各選択肢の解説】
1. 肩甲上腕関節は楕円関節である。
❌ 誤り。上腕骨頭が半球状の球関節(臼状関節)で、3軸性・全身で最も可動域が広い関節。
❌ 誤り。上腕骨頭が半球状の球関節(臼状関節)で、3軸性・全身で最も可動域が広い関節。
2. 腕尺関節はらせん関節である。
✅ 正しい。上腕骨滑車の溝が斜めに走るため、屈曲伸展に伴ってわずかな回旋を生じるらせん関節(蝶番関節の一種)。
✅ 正しい。上腕骨滑車の溝が斜めに走るため、屈曲伸展に伴ってわずかな回旋を生じるらせん関節(蝶番関節の一種)。
3. 橈骨手根関節は顆状関節である。
✅ 正しい。橈骨遠位端と近位手根骨(舟状骨・月状骨・三角骨)がつくる2軸性の顆状(楕円)関節で、掌背屈と橈尺屈が可能。
✅ 正しい。橈骨遠位端と近位手根骨(舟状骨・月状骨・三角骨)がつくる2軸性の顆状(楕円)関節で、掌背屈と橈尺屈が可能。
4. 手根間関節は鞍関節である。
❌ 誤り。手根骨どうしの手根間関節は平面関節(半関節)で、わずかな滑り運動しか生じない。
❌ 誤り。手根骨どうしの手根間関節は平面関節(半関節)で、わずかな滑り運動しか生じない。
5. 母指の手根中手関節は球関節である。
❌ 誤り。母指CM関節は大菱形骨と第1中手骨がつくる代表的な鞍関節。この形状があるため母指の対立運動が可能になる。
❌ 誤り。母指CM関節は大菱形骨と第1中手骨がつくる代表的な鞍関節。この形状があるため母指の対立運動が可能になる。
【試験対策ポイント】
関節形状の分類は毎年のように問われる定番。代表例をセットで覚える。
| 関節の型 | 軸 | 代表的な関節 |
|---|---|---|
| 球関節 | 3軸 | 肩甲上腕関節・股関節(臼状関節) |
| 蝶番関節 | 1軸 | 腕尺関節(らせん関節)・指節間関節 |
| 車軸関節 | 1軸 | 上橈尺関節・正中環軸関節 |
| 顆状(楕円)関節 | 2軸 | 橈骨手根関節・中手指節関節 |
| 鞍関節 | 2軸 | 母指手根中手関節・胸鎖関節 |
| 平面関節 | — | 手根間関節・椎間関節・肩鎖関節 |
「母指CM=鞍関節」「橈骨手根=顆状」「腕尺=らせん」の3つは特に頻出。
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