PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第44回 理学療法士国家試験 午後 第11問

解剖学第44回午後

第44回 理学療法士国家試験 午後 第11問(解剖学)の正答は 2 です。乳頭の高さのデルマトームはT4です。

問題
表在感覚と脊髄分節との組合せで誤っているのはどれか。
  1. 1. 中指 ―― C7
  2. 2. 乳頭 ―― T2
  3. 3. 臍 ―― T10
  4. 4. 下腿内側 ―― L4
  5. 5. 肛門 ―― S4、5

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — 乳頭 ―― T2

乳頭の高さのデルマトームはT4です。T2は上腕内側から腋窩にかけての領域に相当し、乳頭には対応しません。設問は「誤っているもの」を問うており、この組合せが誤りです。


【各選択肢の解説】

1. 中指 ―― C7
✅ 正しい。上肢のデルマトームは母指C6・中指C7・小指C8が基準点です。
2. 乳頭 ―― T2
❌ 誤り。乳頭はT4です。T2は上腕内側から腋窩で、ASIAの感覚評価でも上腕内側がT1・T2の指標になります。
3. 臍 ―― T10
✅ 正しい。臍はT10、剣状突起はT6、鼠径部はT12~L1が目安です。
4. 下腿内側 ―― L4
✅ 正しい。L4は膝内側から下腿内側、内果へ至ります。L5は下腿外側から足背・母趾、S1は足底外側・小趾です。
5. 肛門 ―― S4、5
✅ 正しい。肛門周囲はS4・S5(サドル状に分布する仙髄領域)で、脊髄損傷における完全・不全の判定(仙髄温存)に用いられます。

【試験対策ポイント】

体幹の代表的なランドマークは数値で覚えます。

部位脊髄分節
鎖骨下・肩上部C4
母指/中指/小指C6/C7/C8
乳頭T4
剣状突起T6
T10
鼠径部T12~L1
大腿前面L2~L3
膝内側・下腿内側・内果L4
下腿外側・足背・母趾L5
足底外側・小趾・下腿後面S1
肛門周囲S4~S5

C4(鎖骨上)とT2(上腕内側)が隣り合い、その間のC5~T1が上肢へ回るため、体幹ではC4のすぐ下がT2になるという点が引っかけの定番です。

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