PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第47回 理学療法士国家試験 午後 第58問

解剖学第47回午後

第47回 理学療法士国家試験 午後 第58問(解剖学)の正答は 4 です。甲状腺は喉頭の甲状軟骨より下方、第2〜4気管軟骨の高さで気管の前面を取り囲むように位置します。

問題
器官の位置関係で正しいのはどれか。
  1. 1. 胸腺は心臓の後方にある。
  2. 2. 副腎は腎臓の下方にある。
  3. 3. 松果体は間脳の前方にある。
  4. 4. 甲状腺は甲状軟骨の下方にある。
  5. 5. 上皮小体は甲状腺の前面にある。

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — 甲状腺は甲状軟骨の下方にある。

甲状腺は喉頭の甲状軟骨より下方、第2〜4気管軟骨の高さで気管の前面を取り囲むように位置します。他の選択肢はいずれも位置関係が逆に記載されています。


【各選択肢の解説】

1. 胸腺は心臓の後方にある。
❌ 誤り。胸腺は上縦隔から前縦隔にあり、心臓(心膜)の前上方に位置します。思春期以降は退縮し脂肪組織に置き換わります。
2. 副腎は腎臓の下方にある。
❌ 誤り。副腎(腎上体)は名前のとおり腎臓の上方(上極)に帽子のように乗っています。
3. 松果体は間脳の前方にある。
❌ 誤り。松果体は間脳の後方、第3脳室後壁から突出し中脳四丘体の上方に位置します。メラトニンを分泌します。
4. 甲状腺は甲状軟骨の下方にある。
✅ 正しい。甲状軟骨・輪状軟骨の下方で気管上部を左右から挟み、峡部が気管前面を横切ります。
5. 上皮小体は甲状腺の前面にある。
❌ 誤り。上皮小体(副甲状腺)は甲状腺の後面に上下左右計4個が埋まるように存在します。

【試験対策ポイント】

内分泌器官の位置と分泌ホルモンはセットで押さえます。下垂体=トルコ鞍内/松果体=間脳後方(メラトニン)/甲状腺=甲状軟骨の下方(T3・T4・カルシトニン)/上皮小体=甲状腺後面(パラソルモン=血中Ca上昇)/副腎=腎臓上方(皮質:コルチゾール・アルドステロン、髄質:アドレナリン)カルシトニン(血中Ca低下)とパラソルモン(血中Ca上昇)は作用が逆であり、上皮小体は甲状腺手術で誤って摘出されるとテタニーを起こす、という臨床事項も頻出です。

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