第49回 理学療法士国家試験 午後 第81問
臨床心理学第49回午後
第49回 理学療法士国家試験 午後 第81問(臨床心理学)の正答は 3・4 です。Rogersが創始したのは来談者中心療法(クライエント中心療法)で、指示や助言を与えず、クライエント自身の成長力を信じて傾聴する非指示的態度を基本とします。
問題
Rogersによるカウンセリングの方法はどれか。2つ選べ。
- 1. 自由連想
- 2. 抵抗分析
- 3. 来談者中心 ✓
- 4. 非指示的態度 ✓
- 5. 系統的脱感作法
正答:3・4番
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解説
■ 正答:3・4番 — 来談者中心/非指示的態度
Rogersが創始したのは来談者中心療法(クライエント中心療法)で、指示や助言を与えず、クライエント自身の成長力を信じて傾聴する非指示的態度を基本とします。1・2はFreudの精神分析、5はWolpeの行動療法です。
【各選択肢の解説】
1. 自由連想
❌ 誤り。頭に浮かんだことをそのまま語らせるFreudの精神分析の基本技法です。無意識の内容に接近することを目的とします。
❌ 誤り。頭に浮かんだことをそのまま語らせるFreudの精神分析の基本技法です。無意識の内容に接近することを目的とします。
2. 抵抗分析
❌ 誤り。これも精神分析の技法で、治療の進行を妨げる無意識的な抵抗や転移を解釈していきます。Rogersはこうした解釈を行いません。
❌ 誤り。これも精神分析の技法で、治療の進行を妨げる無意識的な抵抗や転移を解釈していきます。Rogersはこうした解釈を行いません。
3. 来談者中心
✅ 正しい。Rogersはクライエント(来談者)自身が問題解決能力をもつと考え、治療者が答えを与えるのではなく自己成長を援助する立場をとりました。
✅ 正しい。Rogersはクライエント(来談者)自身が問題解決能力をもつと考え、治療者が答えを与えるのではなく自己成長を援助する立場をとりました。
4. 非指示的態度
✅ 正しい。初期には「非指示的療法」と呼ばれたほどで、助言・説得・指示を控え、傾聴と受容を通じてクライエントの自己理解を促します。
✅ 正しい。初期には「非指示的療法」と呼ばれたほどで、助言・説得・指示を控え、傾聴と受容を通じてクライエントの自己理解を促します。
5. 系統的脱感作法
❌ 誤り。Wolpeが開発した行動療法の技法です。リラクセーションを習得させたうえで不安階層表に沿って段階的に不安刺激に曝露し、恐怖症を治療します。
❌ 誤り。Wolpeが開発した行動療法の技法です。リラクセーションを習得させたうえで不安階層表に沿って段階的に不安刺激に曝露し、恐怖症を治療します。
【試験対策ポイント】
心理療法は「創始者と技法」をセットで押さえます。
| 療法 | 創始者 | 代表的技法 |
|---|---|---|
| 精神分析 | Freud | 自由連想・夢分析・転移/抵抗の解釈 |
| 来談者中心療法 | Rogers | 傾聴・受容・非指示的態度 |
| 行動療法 | Wolpe・Skinner | 系統的脱感作・曝露反応妨害・トークンエコノミー |
| 認知療法 | Beck | 認知の歪みの修正・コラム法 |
| 論理療法 | Ellis | ABC理論・非合理的信念への論駁 |
| 森田療法 | 森田正馬 | 絶対臥褥・作業療法・「あるがまま」 |
| 内観療法 | 吉本伊信 | 「してもらったこと・して返したこと・迷惑をかけたこと」 |
Rogersのキーワードは共感的理解・無条件の肯定的関心・自己一致の3条件。この3語が出たらRogersと即断できます。
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