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記憶プリント(記銘と再生)

覚える面と、思い出して書く面が1組で出ます。間に別の課題をはさめば遅延再生になります。

2枚1組で出る理由

記憶の課題は、覚える段階と思い出す段階を分けないと成立しません。このプリントは「覚える面」と「思い出す面」を必ず2枚1組で出します。覚える面を見せて伏せ、思い出す面を渡す、という流れをそのまま紙にしてあります。

間に別のプリント(計算や抹消など)を1枚はさむと遅延再生になります。即時再生はできるのに遅延で落ちる、というのは臨床で最もよく見るパターンで、そこが分かると生活場面の代償手段の話につなげられます。

難易度の上げ方

レベル語数語のまとまり
1〜2少なめ同じカテゴリーでそろえる(意味的な手がかりが効く)
32〜3のカテゴリーが混ざる
4〜5多めばらばら・低頻度語が混ざる

同じカテゴリーでそろえると、対象者が「野菜だった」という手がかりを使えるので成績が上がります。逆にばらばらにすると、まとめる方略を自分で作らないと覚えられません。方略の指導をしたいときは、あえてばらばらにして、こちらから「グループにして覚える」やり方を教える流れが作れます。

思い出す面には順番を問わない

解答らんは番号付きですが、順番どおりに書く必要はありません。順序再生まで求めると難易度が跳ね上がるので、まずは「いくつ思い出せたか」だけを見てください。順序も見たい場合は、書いた順に番号を振ってもらうとよいです。

よくある質問

覚える時間はどのくらいがいいですか
目安は1語につき5秒前後です。ただし対象者によって差が大きいので、最初は時間を決めずに「覚えたと思ったら伏せてください」と任せ、そこから標準化していくほうが実態に合います。
絵で覚える課題はありますか
絵カードを並べて見せてから伏せる、という使い方ができます。言語性と視覚性で成績が違うことがあるので、両方見ておくと見立てが立ちます。

このページで作った教材は、臨床・授業・家庭学習で自由に印刷して使えます。 内容は言語聴覚士が監修していますが、対象者への適用の可否は担当の専門職が判断してください。